弱小テーマだと思われていた【EM】が大会で結果を残した!これがエンタメデュエルか。。
『ストラクチャーデッキ -マスター・オブ・ペンデュラム-』での強力な新規カードの登場により一気に環境トップ入りしてきた【魔術師】
このデッキで採用されている《EMペンデュラム・マジシャン》《EMドクロバット・ジョーカー》のコンボ
このコンボの優秀さに目をつけ、いっそのこと魔術師要素は抜いてEM主体のペンデュラムデッキを作ったれという構想から生まれたであろうデッキが大会で結果を残しました↓
第9回でゅえりおホビステCS ベスト4【EM】: デッキ詳細 - 遊戯王☆カード検索
EM主体にし、複数のEMモンスターを採用したことで、《EMペンデュラム・マジシャン》から毎ターン二枚のEMモンスター補充が可能になる。これによりP召喚最大の弱点であるPゾーンの除去に常に備えつつ、毎ターンP召喚されるモンスターでの物量差で勝負を決めるのがこのデッキの基本戦略。
EMモンスター自体のステータスは低いため、メインの戦力はP召喚からのエクシーズ・シンクロ、またはPゾーン効果での火力の底上げの2パターン。
エクシーズに関してはキーカードの《EMペンデュラム・マジシャン》《EMドクロバット・ジョーカー》に加え、同じくレベル4である《EMシルバー・クロウ》をそれぞれ3積みすることでランク4を狙いやすくしている。
シンクロでキーとなるのはこのチューナー↓
上記のレベル4EMと合わせることで《爆竜剣士イグニスターP》に繋げることができる。
シンクロはエクシーズと違い素材となったPモンスターは再びエクストラデッキに戻ってくれるため、一度《竜剣士ラスターP》を引ければP召喚から毎ターン《爆竜剣士イグニスターP》を展開可能。
またエクシーズ、シンクロに頼らなくとも、Pゾーンに《EMシルバー・クロウ》《EMペンデュラム・マジシャン》を揃えればP効果からEMモンスターの打点を1300ポイントアップできるため、下級EMだけでそのまま押し切ることも可能。
Pゾーンからの戦闘補助が可能なのがEMモンスターの魅力であり、他にも相手モンスターの攻撃力と守備力を入れ替えられる《EMヒックリカエル》
相手モンスターとの戦闘時に攻撃力上昇効果を付与できる《EMドラミング・コング》などは優秀。
【魔術師】と違い、デッキスロットに余裕があるのも特徴で、空いた枠には汎用除去効果を持ちこのデッキではP召喚から再利用も可能な《エキセントリック・デーモン》
破壊されることでキーカードの《EMペンデュラム・マジシャン》または《EMドクロバット・ジョーカー》をサーチできる《魔装戦士 ドラゴディウス》
など単体で優秀なPモンスターも多く採用されている。
全体的に見ると【魔術師】と比べ爆発力は下がった分、安定性や対応力が向上したデッキという印象。【EM】はこれまで弱小テーマという印象でしたが、《EMドクロバット・ジョーカー》と出張可能な汎用Pモンスターの登場で一気に風向きが変わりましたね。単体で見るとパワーカードは存在しないものの、実際に回してみると予想外に強くて面白い。これがエンタメデュエルというものか。。