新タイプのシャドールデッキはペンデュラムに強い!?【ヴォルカニックシャドール】デッキ考察
新しいタイプの【シャドール】デッキが大会で結果を残しました↓
第5回津田沼CS ベスト4-2A【ヴォルカニックシャドール】: デッキ詳細 - 遊戯王☆カード検索
【AFシャドール】やら【列車シャドール】やらこれまでいろいろなタイプのシャドールデッキが登場してきましたが、ヴォルカニックとシャドールの組み合わせはこれまでなかった。
じゃあこの【ヴォルカニックシャドール】最大の強みは何かというと、《エルシャドール・エグリスタ》を融合召喚できること
この《エルシャドール・エグリスタ》、シンクロ・エクシーズに強いのはもちろん、P召喚も無効にできるというのが今の環境的には非常に優秀。
これまでの融合エルシャドールのエースモンスターであった《エルシャドール・シェキナーガ》はP召喚からの《SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング》で簡単に戦闘突破されてしまい、《エルシャドール・ミドラーシュ》は一度の特殊召喚で大量展開が可能なP召喚に対しては制圧力とステータスが心もとない。
つまり、今のペンデュラム環境では《エルシャドール・エグリスタ》こそが最も有効な融合シャドールというわけなのだす。
そんな《エルシャドール・エグリスタ》を簡単に出せるシャドールデッキにすべく、出張先としても扱いやすい炎属性テーマであるヴォルカニックと組み合わせたのが今回の【ヴォルカニックシャドール】というわけ。
もちろんこのデッキならではのシナジーもいくつかあり、例えばこちらが《エルシャドール・エグリスタ》を展開する前に相手に大量展開されてしまった場合でも、《影依融合》のデッキ融合からエグリスタを出しつつ、《ブレイズ・キャノン・マガジン》からの《ヴォルカニック・バックショット》で一気に形成逆転が可能であったり、
《ヴォルカニック・バレット》も単純に融合素材として相性が良い。
こんな感じで一度ハマれば現在流行のペンデュラム系デッキに対して非常に強い動きが可能なこの【ヴォルカニックシャドール】ですが、安定性の面で少々課題もある。
まずヴォルカニック側に関しては【ヴォルカニック列車】や【クラブレヴォルカニック】のように能動的に《ヴォルカニック・バックショット》の破壊効果を発動させるギミックがシャドールには無く、バックショットの破壊効果を安定させずらい。
またシャドール融合も《影依融合》の3積みはいいとして、他の融合手段である《神の写し身との接触》《超融合》が共に制限カードであり、
初動で融合召喚を決めたいこのデッキとしては確実性に欠ける。
環境メタデッキとしてのコンセプトは面白いものの、現状では安定して大会で結果の残すのは少々難しいようにも思えます。ただ次の制限改定で《神の写し身との接触》《超融合》の規制緩和、またはこのデッキと相性の良い新規カードの登場しだいでは一気に環境上位に組み込んできそうな香ばしさがあるデッキであるのもたしか。
っていうか今のペンデュラム超インフレ環境を考えると、次の制限改定ではシャドール関連の大幅な制限解除は不可避!!・・・ですよね?KONAMIさん。。