遊戯王らぼ

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大規模大会でまさかの【DD】準優勝!その構築から見るガチデッキとしての【DD】考察

8月30日に行われた参加者114名の個人戦の大規模大会↓

第3回暁杯 - 大会結果 - 遊戯王☆カード検索

そんな大会で、これまで全く大会で結果を残していなかったあるテーマが準優勝を収めるという快挙を成し遂げました↓

第3回暁杯 2位【DD】- デッキ詳細 - 遊戯王☆カード検索

【DD】キター!!

 

 このデッキを一言で言うなら融合軸【DD】。キーカードは『ディメンション・オブ・カオス』で登場した新規DDのこの二枚↓

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この二体の存在が【DD】での融合召喚展開を非常に強力なものに変えました。

 基本的な動きはこんな感じ↓

パターン①:《DDスワラル・スライム》と手札のDDから《DDD烈火王テムジン》融合召喚

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→墓地のスワラル・スライム②効果で手札のDD特殊召喚→テムジン①効果で墓地のDD蘇生

パターン②:《DDD壊薙王アビス・ラグナロク》をPゾーンへ

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→《DDスワラル・スライム》と手札のDDから《DDD神託王ダルク》融合召喚

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→アビス・ラグナロク効果で墓地のDD蘇生し1000ライフ回復

パターン③:《DDスワラル・スライム》または《魔神王の契約書》で手札の《DDネクロ・スライム》を絡めた融合召喚

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→墓地のネクロ・スライム効果からさらにもう一度融合召喚

上記のように融合召喚を絡めた連続展開がこのデッキのメイン戦略。キーカードのDDをサーチできる《地獄門の契約書》、さらにその契約書のサーチが可能な《DD魔導賢者ケプラー》の存在により、安定性が高いのも魅力。

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これらの融合展開はいずれも召喚権を利用せず展開でき、さらに《DDスワラル・スライム》の②効果により手札に余ったDDも特殊召喚できる。つまりこのデッキメインのギミックでは基本的に通常召喚を活用しないのです。それによってDD以外に召喚権を使う構築が可能なのがこの融合型【DD】の強みであり面白いところ。

今回のデッキではこちらの展開を確実に通すために有効な《電光-雪花-》が“通常召喚枠”として3積みされていましたが、

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相手ターンでの制圧力を高めたいなら《トリオンの蟲惑魔》を

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除去力を上げたいなら《ファイヤー・ハンド》《アイス・ハンド》

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または通常召喚からシンクロ召喚に繋げることができる《DDナイト・ハウリング》を複数採用してより展開特化型にしてみるのも面白そう。

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いずれにしても“通常召喚枠”が自由なデッキであるため、環境に合わせて構築内容を柔軟に変化させやすく、またメインの融合ギミックも『どのDDを融合素材とし、どのDDを手札・墓地から特殊召喚するか』の選択肢が非常に多岐に渡り、相手のデッキタイプやこちらの手札、フィールド状況によってその都度“最適解”が変わってくる。そういう意味では構築でもプレイングにおいても【DD】は玄人向けなデッキであるといえるんじゃないでしょうか。

いずれにしても、この【EMEm】環境の大規模大会でこれだけの結果を残したのはマジでスゴい!

 

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