【帝】と【彼岸】が環境入り!大会上位の構築に見る新テーマデッキ考察
9月20日に2015年10月リミットレギュレーションでの大規模大会が行われました↓
この大会で上位入賞したデッキテーマTOP3は↓
【EMEm】19
【帝】11
【彼岸】9
【帝】と【彼岸】環境入りキター!!
というわけでこの記事では大会上位の【帝】と【彼岸】のデッキ構築について考察していきたいと思います。
まずは【帝】。
エクストラデッキ0枚の《真帝王領域》型とエクストラデッキを採用した《轟雷帝ザボルグ》型がちょうど半々くらい結果を残していました。
ガッチャCS3 1位C【帝】- デッキ詳細 - 遊戯王☆カード検索←《真帝王領域》型
ガッチャCS3 3位A【帝】- デッキ詳細 - 遊戯王☆カード検索←《轟雷帝ザボルグ》型
ただメインデッキの構築は《真帝王領域》型《轟雷帝ザボルグ》型共にほとんど差異はなく、『ストラクチャーデッキR -真帝王降臨-』での新規カードを主力にしたデッキレシピでした。↓
新規以外で採用率の高かった帝はこの二体↓
特殊召喚からも効果を発動できるため、《天帝アイテール》の効果からリクルート→カード破壊に繋げることができる。《天帝アイテール》は相手ターンにもアドバンス召喚ができるため、より破壊効果を活かしやすい。
《天帝従騎イデア》→《冥帝従騎エイドス》の連携からアドバンス召喚することで相手フィールドのカードを二枚除外しつつ2000ポイントダメージを与えられる。除去能力だけなら《天帝アイテール》《冥帝エレボス》にも勝り、バーン効果と合わせて一気にゲームエンドに持っていける火力も魅力。
続いて【彼岸】。
ガッチャCS3 2位C【彼岸】- デッキ詳細 - 遊戯王☆カード検索
シンクロ・エクシーズ・融合・儀式が可能なこのテーマですが、上位入賞していた【彼岸】はいずれもエクシーズ主体型でした。
個人的には下級彼岸の特殊召喚条件から罠カード少なめの構築を予想していたのですが、上位入賞したデッキはどれもそこそこ罠カードの採用率が高かった。その理由はキーカードの《永遠の淑女 ベアトリーチェ》を出した後はそもそも手札から彼岸を展開できなくなるため。
【彼岸】の理想的な初動は
《彼岸の旅人 ダンテ》をX召喚→ダンテ効果で墓地肥やししつつ墓地に送られた彼岸効果でアド獲得→ダンテに重ねて《永遠の淑女 ベアトリーチェ》をX召喚
ベアトリーチェ展開後は《彼岸の悪鬼 ファーファレル》を墓地に落とすことで相手ターンのモンスター展開、攻撃を妨害しつつ、墓地に落ちた《彼岸の悪鬼 スカラマリオン》からサーチした《魔界発現世行きデスガイド》で二体目の《彼岸の旅人 ダンテ》→《永遠の淑女 ベアトリーチェ》と展開していく。
つまりこのデッキは初動以外は手札から彼岸を展開することがほぼないため、罠カードをある程度採用していても意外に展開の邪魔にはならない。(ということみたいです
デッキ構築は《彼岸の悪鬼 スカラマリオン》《彼岸の悪鬼 ガトルホッグ》《彼岸の悪鬼 グラバースニッチ》を軸とした彼岸モンスター15枚前後に《永遠の淑女 ベアトリーチェ》を場に出してからも彼岸を絡めた展開が可能な《魔界発現世行きデスガイド》《魔サイの戦士》を複数枚採用
ここら辺は上位入賞したデッキのどの構築でもテンプレで採用されてました。あと空いた枠は相手の展開を妨害する手札誘発・魔法・罠をお好みでといった感じ。
【彼岸】は《永遠の淑女 ベアトリーチェ》を軸としたコントロールビートダウンデッキで、モンスターでの火力・展開力がそこまで高くない分、相手の展開を妨害するカードの採用・プレイングが重要になってくるようです。