ボンクラの哲学

ずっと俺のターン!

【EMEm】【彼岸】を駆逐した!?最新大会で活躍した“トップメタ狩りデッキ”考察

2015年11月14日に開催された最新の大会結果↓

第110回ALANN CUP - 大会結果 - 遊戯王☆カード検索

上位入賞デッキを見てみると、、まさかの【EMEm】【彼岸】無し!

 

その理由は上位デッキの構築にありました。一位の【AF先史遺産】↓

第110回ALANN CUP 1位【AF先史遺産】- デッキ詳細 - 遊戯王☆カード検索

二位と三位の【HERO】↓

第110回ALANN CUP 2位【HERO】- デッキ詳細 - 遊戯王☆カード検索

第110回ALANN CUP 3位【HERO】- デッキ詳細 - 遊戯王☆カード検索

ともにメインデッキから徹底的に“トップメタ狩り”に特化した構築になっていたのです。この記事ではこれらのデッキで採用されていたカードについて考察していきます。

 

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メタビ最強の下級モンスターである《ライオウ》。とにかくサーチを多用する【EMEm】に対してはめちゃくちゃ有効であり1900という攻撃力も【EMEm】のメインデッキモンスターすべてに勝てる数値。エクシーズで突破しようにも特殊召喚無効破壊で道ずれにできるため、相手の展開を遅らせつつ最終的には1:1交換以上に持っていくことができる。
自身がサーチを行わない、召喚権に余裕がある、属性が共通しているという三点から【AF先史遺産】とは特に相性が良く、【AF先史遺産】がメタビデッキとして評価されている一番の理由がこれだったりする。

 

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Pゾーンメタ最強のカード。このカードを発動することで“魔法扱いかつセットができない”Pゾーンへはカードが置けなくなる。P召喚を主軸とした【EMEm】に非常に機能するカードで、相手のPゾーンを割れるカード手段が多い【AF先史遺産】【HERO】では共に三積みされていた。

 

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対【EMEm】において相手のPゾーンを破壊するためのカードとして採用される。これの肝は“手札から発動可能な罠カード”であるということ。つまり条件さえ満たせば《エフェクト・ヴェーラー》などの手札誘発モンスターと同様、相手先行1ターン目から発動可能
相手先行のP召喚展開をこのカードで潰し、次の自ターンで《魔封じの芳香》をセットし相手のPゾーンを完封という動きが【EMEm】戦で後攻を取った場合の理想の動き。

 

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《御前試合》は光属性主体の【AF先史遺産】で、《群雄割拠》は戦士族主体の【HERO】で無理なく採用でき、属性・種族共にバラけている【EMEm】に対してはどちらも強力な拘束力を持つ。
メインデッキのモンスターが闇属性、悪魔族で統一されている【彼岸】とは一見相性が悪そうだが、エクシーズの主力である《彼岸の旅人 ダンテ》《永遠の淑女 ベアトリーチェ》は共に光属性かつ戦士族・天使族であるため、“エクシーズ封じ”として《御前試合》《群雄割拠》共に有効に機能する。

 

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“神の”カウンターシリーズに加え、さらなるエクシーズ対策として採用されているのがこのカード。特に墓地送りからはアド回復されてしまう【彼岸】Xモンスターに対しては確実な1:1交換除去として神のカウンター以上に有効に機能する。
《強制脱出装置》自体どんなデッキにも採用できる汎用カードではあるが、神のカウンターセットと合わせて3積みできるのはデッキスロットに余裕のある【AF先史遺産】【HERO】だからこそ。

 

【AF先史遺産】【HERO】共にメインとなるモンスターギミックが少ない枚数で成立し、かつ機動力のあるものだからこそ、上記のメタカードを潤沢に採用できる強みがあるのですな。

ちなみに【HERO】構築に関しては環境入りしていた当時のものとは少し変わっていて、《ブリキンギョ》などのエクシーズ展開用のカードはほぼ採用しておらず、「M・HEROとバックのメタで勝つ」ような構成になっておりました。

今の環境のメタビとしての【AF先史遺産】と【HERO】の特徴を比較すると、【EMEm】メタに特化するなら《ライオウ》とPゾーンの割り安さを持つ【AF先史遺産】、【彼岸】に対するメタもある程度考慮するなら《M・HERO ダーク・ロウ》を持つ【HERO】といった感じ。

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このようなデッキが出てきた今、メタゲームとしての環境をもう一度見直す時かもしれませんね。“トップメタ”、“トップメタをメタったデッキ”が出てきた今、“第3のデッキ”が環境に入り込む余裕が出てきたのかもしれません。その筆頭となるのが【帝】、あるいは『ウィング・レイダーズ』での新規、強化テーマが今後の大会ではちゃっかり結果を残してしまうかも。。