遊戯王らぼ

遊戯王OCG・デュエルリンクスのコンボや環境デッキを紹介するブログ

2016年4月からの新制限に見る新たな環境考察

2016年4月1日からのリミットレギュレーションが判明しましたね↓

俺のターン!! : 2016年4月1日からのリミットレギュレーション判明

 

まず一番大きな要素としては【EM竜剣士】【彼岸】【帝】【インフェルノイド】の徹底規制。これまでの環境上位のデッキを一気に環境中堅以下まで落とすような大幅規制が行われました。

その中でも特に【EM竜剣士】規制はエゲつない!完全に殺しにきてます。まあ【EM竜剣士】はペンデュラムシステムの一つの到達点みたいなデッキだったんでね、このデッキに合わせて過剰インフレを起こすよりは完全に息を引き取ってもらったほうが今後の環境を考えても賢明な判断といえるでしょう。

大幅規制を受けたテーマの中で唯一新環境でも結果を残せそうなのが【彼岸】。純【彼岸】構築はかなり厳しくなったものの、【SR幻影彼岸】などの彼岸要素の少ないタッチ系デッキはほとんど弱体化せずに今後も活躍できそうです。新制限での大会でも早速結果を残した模様↓

ALANN CUP 特別編 2位【SR幻影彼岸】- デッキ詳細 - 遊戯王☆カード検索

 

新制限後の環境上位候補としては、上記の【SR幻影彼岸】に加え、【青眼】【RR】【DD】あたりが来そうな予感。いずれにしてもしばらくは、あらゆるデッキが大会でしのぎを削り合う群雄割拠時代が到来することは間違いないでしょう。こういう環境を待ってたよ。。

 

個々のカードで見ていくと、《ラヴァルバル・チェイン》の禁止はかなりデカい。

f:id:bonkula-t:20160314175514p:plain

ランク4からの超汎用コンボパーツ要員であったこのカードの禁止化の影響はあらゆるデッキで受けるでしょう。これまでの汎用ランク4規制に続き、このカードも死んだことで、ランク4エクシーズの優位性はほぼ無くなったといってもいい。逆に言えばこれでエクシーズの各ランク帯のバランスが取れ、最近のシンクロ強化も相まって、シンクロ・エクシーズ間のバランスも非常に良くなったといえる。これは良調整ですわ。。

 

《ライフチェンジャー》の禁止は安定しすぎるソリティアワンキルデッキであった【マジエク帝】を潰すため。

これは妥当なところでしょう。

 

制限復帰カードで注目なのは《クリッター》(エラッタ)と《サウザンド・アイズ・サクリファイス》の二枚↓

クリッター
星3 闇属性 悪魔族 ATK/1000 DEF/600
「クリッター」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動する。デッキから攻撃力1500以下のモンスター1体を手札に加える。このターン、自分はこの効果で手札に加えたカード及びその同名カードの発動ができない。

f:id:bonkula-t:20160319150614j:plain

《クリッター》は現状どの程度活躍するかは未知数。《サウザンド・アイズ・サクリファイス》は《簡易融合》からの除去要員としてあらゆるデッキで活用されるでしょう。

f:id:bonkula-t:20160319150611p:plain

《簡易融合》はシンクロ・エクシーズ補助としても使いやすいため、新制限後は採用率が急上昇しそうです。

 

制限解除組では《水精鱗-ディニクアビス》の水精鱗、《闇の誘惑》の闇属性、《竜の霊廟》のドラゴン族あたりは明確な強化になるでしょう。

f:id:bonkula-t:20160319150615j:plain

f:id:bonkula-t:20160319150613j:plain

f:id:bonkula-t:20160319150616j:plain

その中でも《D-HERO ディアボリックガイ》の制限解除はシンクロ・ランク6強化に大きな追い風。

f:id:bonkula-t:20160319150612j:plain

《D-HERO ディアボリックガイ》一体を墓地に落とせば、そこから連続してディアボリックガイのリクルートが可能になった。ディアボリックガイをP召喚可能なペンデュラム系シンクロデッキまたはランク6デッキならさらなる悪用が捗りそうな予感。。

 

環境変革という意味では今回の新制限は間違いなく良調整!
新パックで新たな“壊れ”が出るまでは遊戯王史最高の群雄割拠環境も期待できそうです。