新制限大会で結果を残した【闇属帝】デッキ考察
2016年4月リミットレギュレーションで大幅規制を受けた【帝】ですが、新制限環境の大会で構築を新たに結果を残した模様↓
第12回でゅえりおホビステCS with はっちCS ベスト8【帝】- デッキ詳細 - 遊戯王☆カード検索
《汎神の帝王》が制限カードになったことでデッキ回転の安定性が大きく下がった【帝】ですが、このデッキでは新たなドローソースとして今回のリミットレギュレーションで制限解除された《闇の誘惑》がフル採用されている。
【帝】には《冥帝従騎エイドス》《冥帝エレボス》など必須カードに闇属性モンスターはいるものの、これだけでは《闇の誘惑》を安定発動するには少々心許無い。そこでこのデッキで採用されているのが《ガーベージ・ロード》
特殊召喚効果からアドバンス召喚の素材としてはもちろん、自身も上級モンスターであるため《帝王の開岩》の発動トリガーとしてアドバンス召喚するというプレイングもできるなど、
【超量帝】でいう《超量士レッドレイヤー》と同じような感覚で使用できるのが魅力。
この《闇の誘惑》と《ガーベージ・ロード》により、“デッキ回転力”と“アドバンス召喚の安定”という新制限で【帝】が弱体化したはずの二つの要素を見事に補っているのがこのデッキ最大の強みでしょう。
他に注目する点としては《真帝王領域》が制限カードになったことでこのカードの制圧に頼った“エクストラ0型”は組み辛くなり、新制限後の【帝】はエクストラデッキからの展開も活用した構築が求められる模様。今回のデッキの場合は《真源の帝王》と《ガーベージ・ロード》の特殊召喚を駆使することで、召喚権を使わずにランク5を展開できるのが強み。
《ガーベージ・ロード》を絡める場合は闇属性のエクシーズ召喚しかできないものの、闇属性ランク5には万能除去効果を持つ《終焉の守護者アドレウス》、最上級帝と組み合わせることで一気にワンキル火力を出せる《シャーク・フォートレス》など優秀なものが揃っている。
エクストラデッキの活用により以前よりも戦略の幅が広がったのは新制限後の【帝】構築ならではの面白味ですな。
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