大会で結果を残した【シャドール彼岸】デッキ考察
2016年3月27日に開催された新制限大会で二位になったデッキ↓
第8回トレカマーケットCS 2位【彼岸】- デッキ詳細 - 遊戯王☆カード検索
大枠はオーソドックスな彼岸構築なのですが、このデッキが他の彼岸と違うところはシャドールギミックが採用されていること。
《彼岸の旅人 ダンテ》《永遠の淑女 ベアトリーチェ》からの墓地へ送りで効果を発動できるためシャドールモンスターは本質的に【彼岸】と相性が良く、特に《シャドール・ドラゴン》はベアトリーチェからの疑似《サイクロン》が可能になることから、過去にもピン差しされていることはあった。
このデッキではそこからさらにシャドール要素を増やして《影依融合》を扱えるようにしたのが特徴。彼岸とシャドールを素材にすれば+2アドを取りながら簡単に《エルシャドール・ミドラーシュ》を展開できる。
このカードは【彼岸】ミラーマッチで特に高い制圧力を持ち、手札からの融合も狙いやすいため初動からも積極的に展開できる。
融合素材に《魔サイの戦士》を活用すれば同じく+2アドを得ながら《エルシャドール・シェキナーガ》を展開可能。
デッキ融合を行えるときは《シャドール・ヘッジホッグ》と合わせてこちらの融合を狙っていきたい。
上記の通り《影依融合》を絡めた展開が非常に強力な反面、シャドールモンスターだけが手札に来てしまった場合は事故になりやすいのがシャドールギミックの弱点。そこで採用されているのがこのカード↓
これにより手札の質を高めつつ、《影依融合》を握る期待値を上げられる。シャドール採用枚数に合わせて《闇の誘惑》も複数採用すれば事故を抑えつつ、シャドールギミックの強みを活かせるようになる。
【彼岸】系デッキが環境トップにいる現在、彼岸に強い【シャドール彼岸】はかなり有効な構築なんじゃないでしょうか。