大会優勝した【海皇水精鱗ガエル】デッキ考察
2016年7月24日開催の大会で優勝したデッキ↓
第73回はっちCS 1位A【海皇水精鱗ガエル】-デッキ詳細- 遊戯王☆カード検索
【海皇水精鱗】にガエル三種の神器を加え、《餅カエル》を展開できるようにした構築。
レベル2ガエルを絡めた《餅カエル》展開はそれ単体でゲームを支配できるほど非常に強力な反面、上記のギミックだけでは《餅カエル》展開は安定させられず事故りやすいというのが“ガエル出張”の弱点でもありました。
そのデメリットを解決してくれるのが水精鱗。手札の水属性モンスターをコストに手札交換が可能なこれらのカード↓
により、ガエルでの手札事故を防ぐことができる。これにより《餅カエル》展開の選択肢を持ちながら、不要なガエルは上記のカードで手札交換しつつ【海皇水精鱗】ギミックで戦うということが可能に。つまりこのデッキならガエル出張の旨みだけを享受できるというわけなのですな。
《餅カエル》展開の安定性だけなら最近大会でも結果を残してきている【ガエル】構築の方が圧倒的に上なのですが↓
安定重視で完全に《餅カエル》依存のデッキ構築にしてしまうと、《浮幽さくら》を撃たれたら死ぬ、
先に相手に高ステータスモンスターを展開されると一気に後手後手になる、という明確な弱点が出てきてしまう。
その点今回の【海皇水精鱗ガエル】なら《餅カエル》展開を潰されても【海皇水精鱗】として戦えるし、《海皇の重装兵》などの除去カードから切り返しもある程度得意と、
メタに強い動きができるのが強み。
今後の環境を考えると、メタに弱い《餅カエル》一辺倒な【ガエル】構築よりも、より多角的に戦える【海皇水精鱗ガエル】のほうが結果を残していくかもしれませんね。