《刻剣の魔術師》は汎用Pモンスター!?
《刻剣の魔術師》はもっと評価されてもいいと思う!
②効果により毎ターン相手モンスター1体の疑似的な除去ができ、さらに自身も次の自分のスタンバイフェイズまで除外されることから相手ターンでの除去は受け付けず非常に場持ちが良い。
現在最も汎用性の高いPモンスターとして評価されている《エキセントリック・デーモン》も毎ターンP召喚することで同じような動きが可能だが、
《刻剣の魔術師》は自身の効果で除外・帰還することからP召喚に頼らず毎ターン除去を狙えるのが強み。
もちろんPモンスターなので仮に破壊されたとしてもP召喚から再びフィールドに舞い戻れる。
つまり一度フィールドに展開された《刻剣の魔術師》を完全除去するには②効果を使う前に除外・デッキバウンスするしかなく、そのような手段は非常に限られてくるため、《刻剣の魔術師》の盤面コントロール力は想像以上に高い!
《刻剣の魔術師》②効果での除外は一時的なものではあるものの、破壊耐性のあるモンスターに対しても有効で、XモンスターならX素材を剥ぎ取れるため帰還後も実質効果は無力化でき、それ以外のモンスターに対してもとりあえず毎ターン除外しておき、こちらの除去リソースが揃ったら帰還後に完全除去、再び《刻剣の魔術師》②効果で他の相手モンスターを除外といった動きをすることでボードアドを取りながら盤面コントロールをすることもできる。
あと《刻剣の魔術師》は地味にPスケールも優秀で、P効果もPモンスターへの耐性付与となかなかのものをもっているので、状況によってはPゾーンカードとしても普通に扱えるところも汎用性高し。
他にも“魔術師”の名を関しているため《EMドクロバット・ジョーカー》《ペンデュラム・コール》といったサーチカードに恵まれているのもこのカードの強みでしょう。
ちなみに《刻剣の魔術師》②効果で除外した相手モンスターを《PSYフレームロード・Ω》②効果で墓地に戻すことで毎ターンの完全除去が可能になる。
どちらのカードも自身の除外・帰還効果により非常に場持ちが良いため、一度この布陣を完成させればゲームの支配権は完全にこちらのもの。
このように汎用性だけでなく応用性もある《刻剣の魔術師》。もう一度言うけど、このカードはもっと評価されていいと思う!