【マスクHERO】は新ルール環境でも勝てる?
2017年4月29日開催の大会で上位入賞したデッキ↓
新ルールになりほぼ瀕死になったと思われていた【マスクHERO】が結果を残しました。
EXモンスターゾーンの登場によりM・HEROとランク4を並べる戦略は取れなくなったものの、《M・HERO ダーク・ロウ》のメタ性能は今の環境でも健在。
この《M・HERO ダーク・ロウ》を中心に据えたメタビートよりの構築になっていたの今回のデッキの特徴。
また《E・HERO オネスティ・ネオス》が登場したことで《M・HERO ダーク・ロウ》の戦闘サポートが出来るようになったのは大きな強化点。
オネスティ・ネオスは《E・HERO シャドー・ミスト》②効果からサーチができるため、《ヒーローアライブ》一枚からダーク・ロウ展開しつつオネスティ・ネオスを握ることができる。
この動きが今の【マスクHERO】最大の強みでしょう。
またオネスティ・ネオスは 《E・HERO エアーマン》や《V・HERO ヴァイオン》⇒《E・HERO シャドー・ミスト》経由でもサーチすることができ、これらの下級モンスターから簡単に3000打点超えを出せるのも強力。
これによりEXモンスターに頼らず戦闘での切り返しができるようになった。
あとこのデッキで特徴的だったのはメインデッキから《聖なるバリア -ミラーフォース-》が3積みされていたこと。
召喚反応罠と違い、すでに展開されているモンスターも除去できるというのがポイントで、これにより《M・HERO ダーク・ロウ》での制圧布陣を先行からでも後攻からでもサポートできるのが非常に優秀。
今の環境で《M・HERO ダーク・ロウ》が特に刺さるデッキは【恐竜真竜】と【真竜メタルKozmo》。どちらも『墓地に送られた場合』の効果から展開していくデッキなので、ダークロウの墓地メタでほとんどの動きを止めることができる。
ただ【真竜】や【十二獣】なんかにはちょっとキツそうですね。
現状トップメタに食い込むにはちょっと難しそうですが、新ルール環境でも【マスクHERO】は戦える強みをしっかりもっているデッキと言えるんじゃないでしょうか。
個人的に【HERO】は、遊戯王の中でも殿堂入りテーマだと思っているので、今後の新規登場にも期待できますね。