《No.95 ギャラクシーアイズ・ダークマター・ドラゴン》を得てまたまた環境復権しつつある征竜デッキ考察
征竜デッキといえばこれまでの遊戯王の歴史上最もキーカードが規制されまくったテーマであり、数多の規制で身体中をもがれながらも環境で上位メタを張りつづけたテーマでもあります。
その規制の歴史を軽くまとめると
13/09/01
強力な征竜サポートカードであった下級征竜4体が全て禁止カードに指定
+
相性の良かった《超再生能力》が制限カード化
→征竜の爆発力を担う爪と牙を抜かれた→それでも余裕で環境トップ
14/02/01
最上級征竜4体が、全て準制限カードに指定+1ターンキルの切り札として使われた《異次元からの帰還》が禁止カードに
+
ドロー、サーチパーツとして相性の良かった《七星の宝刀》と《封印の黄金櫃》も制限カード化
→安定性という名の翼をもがれる→それでも以前環境トップ
14/04/01
最上級征竜4体が、全て制限カードに指定→ついに手足までもがれる→それでもぎりぎり環境トップ
14/07/01
征竜最後のキーカードであった《竜の渓谷》と《竜の霊廟》が制限カード化
→とうとう首までもげる→死亡
・・・だったのですが、ここにきて最近またこの死んだはずの征竜が結果を出してきているのです↓
その理由がPREMIUM PACK 17で登場したこのカード↓
《No.95 ギャラクシーアイズ・ダークマター・ドラゴン》 |
星9 闇属性 ドラゴン族/エクシーズ ATK/4000 DEF/0 |
レベル9モンスター×3 このカードは自分フィールドの「ギャラクシーアイズ」Xモンスターの上に重ねてX召喚する事もできる。このカードはX召喚の素材にできない。 ①:このカードがX召喚に成功した時、自分のデッキからドラゴン族モンスター3種類を1体ずつ墓地へ送って発動できる。相手はデッキからモンスター3体を除外する。 ②:このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。このターン、このカードは1度のバトルフェイズ中に2回までモンスターに攻撃できる。 |
このカードを得た征竜がどういうことになったかというとランク8のエクシーズモンスターを出せる状態さえ整えれば相手のフィールドの表側表示のカードを二枚破壊しつつ自分のフィールドにこの3体のモンスターが揃います↓
インゼクターとはなんだったのか・・・というくらいの破壊と打点、そしてここまでくればほぼ100%ワンキルできるという、、鬼か。。
ダークマター・ドラゴンワンキルコンボ
具体的な挙動を説明すると
レベル8モンスター2体からランク8の「ギャラクシーアイズ」エクシーズモンスターをss→それに重ねて《ギャラクシーアイズ FA・フォトン・ドラゴン》をss、効果で相手カード一枚破壊→《ギャラクシーアイズ FA・フォトン・ドラゴン》に重ねて《No.95 ギャラクシーアイズ・ダークマター・ドラゴン》をss、効果でデッキから任意の征竜と《エクリプスワイバーン》を含めたドラゴン族モンスター三体を墓地送り→《エクリプスワイバーン》の効果でデッキから《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》を除外→効果で征竜ss、除外された《エクリプスワイバーン》の効果で《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》を手札に加え征竜コストにレダメss→レダメ効果で墓地の「ギャラクシーアイズ」エクシーズモンスターss→それに重ねて《ギャラクシーアイズ FA・フォトン・ドラゴン》ss
そして何より恐ろしいのがこのワンキルギミックに必須のカードがメインデッキだと
征竜1枚以上、《エクリプスワイバーン》、《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》の三種類だけでいいこと。
現在環境で結果を残しているのはこのギミックをレベル8軸の聖刻に搭載した『聖刻征竜』↓
と
従来の征竜に近い動きの『青眼征竜』↓
の2パターンが多いのですが、この征竜ダークマター・ドラゴンコンボの極悪性、キ○ガイワンキル性を極限まで尖らした新たな征竜デッキを発見したのでここからはその紹介↓
ワンキル特化『SIN征竜』
メインデッキのサンプルレシピがこちら↓
Sin スターダスト・ドラゴン×3
Sin 青眼の白龍×3
青眼の白龍×3
神獣王バルバロス×3
限界竜シュヴァルツシルト×3
混沌帝龍 -終焉の使者-
レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン
エクリプス・ワイバーン
焔征竜-ブラスター
瀑征竜-タイダル
幻水龍
ブラックホール
月の書
ハーピイの羽根箒
ドラゴン・目覚めの旋律×3
D・D・R×2
死者蘇生
死皇帝の陵墓×3
テラフォーミング×3
トレードイン×3
闇の誘惑
コンセプトは最速ランク8エクシーズからの《No.95 ギャラクシーアイズ・ダークマター・ドラゴン》でワンキル。単純!
・《死皇帝の陵墓》はSINの特殊召喚条件を満たしつつ手札の最上級モンスの召喚も可能に。
・特殊召喚容易な闇属性レベル8ドラゴンに寄せたことで《トレードイン》、《闇の誘惑》、《ドラゴン・目覚めの旋律》の安定手札交換が可能。
・フィールド魔法がある状態で手札に《Sin 青眼の白龍》と《D・D・R》があれば召喚権すら使わずにランク8エクシーズも可能。
この構築ではあえてメタカードを極力廃し、ワンキル安定に特化してますが、実はこの構築でも現環境にはかなりフィットしていたりします。
・『シャドール』や『影霊衣』相手に先行で制圧力のあるモンスターを置かれても単体で打点の高いSinや《死皇帝の陵墓》から召喚した青眼で突破可能
・デッキの性質上《スキルドレイン》、《虚無空間》にもかなり強い
・唯一の弱点である《奈落の落とし穴》、《強制脱出装置》、《聖なるバリアーミラーフォースー》、《激流葬》などの汎用除去罠は現環境のトップメタデッキとの相性の関係で採用率が低い
・・・これは征竜環境復権あるで!
締め
数多の規制でカラダ中をもがれ、とうとう首だけになった征竜は《No.95 ギャラクシーアイズ・ダークマター・ドラゴン》という新しいボディを手に入れて再び環境へ復活したのだ!
そう、征竜とはつまり、、DIO様だったんだ。
征竜「規制無駄無駄ァァ!!」

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