《デモンズ・チェーン》がここ最近【クリフォート】で採用率を伸ばしてきている理由
最近の大会上位に結果を残している【クリフォート】で《デモンズ・チェーン》の採用率が急激に増してきている↓
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第1回橋本CS 3位【クリフォート】: デッキレシピ - 遊戯王☆カード検索
少し前まではほとんど環境で見かけることのなかったカードですが、ここにきて【クリフォート】では汎用性の高い《激流葬》や《奈落の落とし穴》を差し置いて評価されてきている印象。
その理由をこの記事では考察していきます。
【クリフォート】で勝つための至上命題
【クリフォート】では《クリフォート・ツール》の効果の発動回数がそのまま勝率に直結すると言ってもいい。
つまり出来る限り毎ターン効果を発動していきたいわけですが、そのためには『場に維持すること』と『ライフコストを支払えること』の二つが至上命題になってくる。
《激流葬》や《奈落の落とし穴》は相手モンスターを除去する召喚反応罠としては非常に優秀なのだが、召喚・特殊召喚時に発動するモンスター効果を許してしまうというデメリットが存在する。そのため《トリシューラの影霊衣》や《マスマティシャン》からの《シャドール・ドラゴン》墓地落とし、《M・HERO アシッド》など除去はできても効果の発動で《クリフォート・ツール》を破壊されてしまうという場面が多々あった。
それらの効果の発動の無効化を主軸におくなら《エフェクト・ヴェラー》という選択肢も存在するが、
こちらはモンスターの除去はできないため相手の攻撃を受けやすくなり、『ライフコストを支払えること』の命題がクリアできなくなる可能性が出てくる。特に《スキルドレイン》や《神の宣告》《神の警告》を採用する場合はよりライフ運用がデリケートになっていくため、一度の相手の攻撃が大きな致命傷になりかねない。
【クリフォート】での《デモンズ・チェーン》の有用性
ここで最適解になってくるのが《デモンズ・チェーン》なのです。まずモンスター効果の無効化により《クリフォート・ツール》をフィールドのモンスター効果から確実に守ることができ、さらにそのモンスターの攻撃を封じることで自らのライフも守ることができる。
モンスターを残してしまうデメリットも《クリフォート・ツール》さえ機能していればまず展開負けすることはないデッキであるため次の自ターンで容易に処理することができる。
さらに永続罠でフィールドに残るという特性も《クリフォート・エイリアス》の効果でバウンスすることで再利用可能というメリットにもなり、ギミック的な相性も良い。
以上の点から最近の構築では「クリフォートの汎用罠枠はまずデモチェ」という流れになってきているようです。
新パック登場後はさらにこの罠枠に《一回休み》も競合してきそうな模様↓
これからの環境の【クリフォート】がどう変わっていくか非常に楽しみですな。

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