『クロスオーバー・ソウルズ』発売後最初の大会結果からみるこれからの環境考察
『クロスオーバー・ソウルズ』発売後最初の大会結果が出ました↓
いずれも2月15日開催、新パック発売の翌日ですな。
この記事ではその大会結果から『クロスオーバー・ソウルズ』後の環境を考察していきます。
上位入賞デッキをざっと見渡してみる
上記三大会の上位入賞デッキのテーマ分布がこちら↓
【シャドール】10
【海皇】3
【テラナイト】3
【クリフォート】3
【影霊衣】1
【武神】1
【HERO】1
【ヴェルズ】1
【青眼征竜】1
トップメタの変化
この三大会の結果では完全に【シャドール】が頭一つ抜き出てますね。三大会共に1位を独占したのも【シャドール】でした。『クロスオーバー・ソウルズ』後のシャドールの強化点といえばなんといっても《エルシャドール・アノマリリス》 。
強力な【影霊衣】メタとなるこのカードは当然エクストラデッキで100%の採用率でした。それと全属性エルシャドールが揃ったことでメインデッキからの《超融合》採用もデフォに。
ただそれ以外の構築はこれまでと特に変わらず。個人的にはメインデッキからアノマリリスを融合召喚できるギミックがあるデッキが増えると思っていたのですが、《キラー・スネーク》を採用したデッキが1つあったくらいで、
それ以外は“アノマリリス用”の構築の変化はみられませんでした。
【影霊衣】と【クリフォート】は特別『クロスオーバー・ソウルズ』のカードを採用したデッキは見られず、ほぼこれまでと変化のない構築。でその結果【クリフォート】はともかく【影霊衣】が全然結果を残せていない!
【シャドール】のこの入賞っぷりと【影霊衣】のこの苦戦っぷりを見ると、、「アノマリリスさんつえー!」としか言いようがありません。
とはいえ実際に入賞した【シャドール】のデッキレシピはアノマリリス融合に特化した構築のものは一つもなく、出せる手段といえば
・相手の影霊衣を吸いつつアノマリリを出せる《超融合》
・《旧神ノーデン》を出すことで1枚で融合素材を揃えられる《簡易融合》、
・すべてのエルシャドールの融合素材になれる《影依の原核》
の3枚くらい。これじゃさすがにアノマリリス安定はキツいんじゃないかと改めてデッキレシピを見返してみると、それぞれの大会で1位をとった【シャドール】すべてに共通して採用されているモンスターが。
これか!
《クリバンデッド》の効果により一気に上記三枚のカードにタッチできる可能性が高まる。もちろんこのカードは元から【シャドール】と相性が良く、対【影霊衣】以外でも有用に働くため、下手に水属性モンスターを採用するより腐る心配もない。
この構築によってこれまでの【シャドール】の強さは変えずに対【影霊衣】だけはより優位な立ち回りができるようになったと。・・・そりゃあ結果も残しますわ。。
新たに環境入りしてきたデッキ
まず《星守の騎士 プトレマイオス》が登場したことで【シャドール】戦の弱点を克服した【テラナイト】。やっぱり《星輝士 セイクリッド・ダイヤ》を容易に出せるようになったのはデカかった。
あとは【海皇】が一気に結果を残してきました。『クロスオーバー・ソウルズ』で強化されたのは《海皇子 ネプトアビス》の一枚のみだったんだけど、このカードのポテンシャルがハンパなかった。
安定性とアド稼ぎ両方を向上させるカードって、、そりゃつえーわ!
汎用カードの採用率は?
『クロスオーバー・ソウルズ』で一番注目されたカードともいっていい新たな汎用手札誘発の《幽鬼うさぎ》の採用率は思ったよりもだいぶ低かった。むしろ現段階では《エフェクト・ヴェーラー》のほうが優先されている印象でした。
あともう一つの汎用魔法・罠除去の《ギャラクシー・サイクロン》はメインからの採用は見送られ、サイドにちょこちょこある程度。
どちらも予想以上に採用率は低かったですが、これらの汎用カードはある程度回していかないと強さがわかりずらいのもあるため、これからどう採用率が変化していくか見ものです。
まとめ
“クロスオーバー・ソウルズ後環境”最初の変化としては
【シャドール】一強
【テラナイト】【海皇】準トップメタ入り
【影霊衣】失速
といったところでしょうか。
これからの大会ではまず【影霊衣】構築がどう変化していくか見ものですね。そこでの結果によってトップメタ勢力図もまた変わっていきそうです。
とはいえまだまだ様子見の序盤戦。ここから4月の制限改定までもう一段階環境が動くことは十分ありえそう。ここからの1ヶ月間は大会結果から目が離せませんな。