【DD】環境入りに見る《強欲で貪欲な壺》の有用性
最近の環境を見ていると【DD】の上位入賞率が上がってきているのが気になります。
ここ最近の新規でDDの強力なサポートカードが出たわけではないし、デッキレシピを見ても基本的な部分は少し前から変わっていない。。それなのになぜ急に【DD】がトップメタ入りしたのか?
その解となるのがこのカード↓
この《強欲で貪欲な壺》が採用されるようになってから【DD】が一気に大会で結果を残すようになったのです。
【DD】最大の強みは《DDスワラル・スライム》《DDラミア》+DD一枚からの凶悪展開。
逆にこの“DD三枚からの展開”ができないとジリ貧になってしまうのがこれまでの【DD】の弱点でした。つまりこのデッキは“初手”が非常に重要なデッキというわけですな。
でその初手の質を高めてくれるカードがこの《強欲で貪欲な壺》というわけ。なんてたって山札削るだけで使える純正2ドローソースなんですからね。先行で使えば手札6枚、後攻で使えば手札7枚からデュエルが始められる。うん、やっぱりこのカードは“壊れ”ですわ。。
【DD】の場合は闇属性というのを活かして《闇の誘惑》も採用されており、
さらに手札交換速度を上げたい場合は《DDD壊薙王アビス・ラグナロク》に加え、《DDD死偉王ヘル・アーマゲドン》《DD魔導賢者トーマス》といったレベル8DDを複数採用することで《トレード・イン》も活用できるようになった構築も大会で結果を残している↓
第2回静岡東部CS 2位【DD】- デッキ詳細 - 遊戯王☆カード検索
これらの2ドローソースのおかげで最大の強みである“DD三枚からの展開”を初動から安定させられるようになったのが【DD】環境入り一番の要因でしょう。一度展開が決まれば短期で勝負をつけることができるため《強欲で貪欲な壺》のデメリットが気にならないのも強み。
《強欲で貪欲な壺》という強力なドローソースの登場で【DD】が環境入りしたのは間違いありませんが、その効果を見ればわかる通り、《強欲で貪欲な壺》は何も【DD】とだけシナジーがあるカードではありません。
最近では【青眼】でも採用されることが多くなり↓
第2回静岡東部CS 1位【青眼】- デッキ詳細 - 遊戯王☆カード検索
少しずつこのカードの万能壊れドローソースっぷりが評価されつつある模様。
個人的には《強欲で貪欲な壺》というカードは
①キーカードが制限カードであるデッキ(除外された場合のリスクがデカい)
②長期戦前提のデッキ
③【ライトロード】のように山札消費の激しいデッキ
以外はすべてのデッキで三積み安定まであるようなお化けドローソースだと思っているので、今後さらにあらゆるデッキで採用率が上がっていくことも十二分にありえそう。。