新テーマ【魔界劇団】デッキ考察
2016年8月6日発売の『デステニー・ソルジャーズ』で登場した新テーマ【魔界劇団】。全13種類の新規カードが登場し、闇属性悪魔族主体のペンデュラムテーマとなっている。
【魔界劇団】のキーカードとなるのがこの二枚↓
《魔界劇団ービッグ・スター》の効果から《魔界台本「魔王の降臨」》をサーチ・サルベージしその破壊効果から盤面を握っていくのが【魔界劇団】の最も強力な戦い方。
とにかく《魔界劇団ービッグ・スター》をモンスターゾーンかPゾーン(できれば両方)に置けば強いテーマといった感じ。
テーマの共通効果が無く、カードごとに違った効果を複数持っていて全体像を掴みづらい【魔界劇団】も、上記の強みを重心にして他のカードを見ていくと、その動きも分かりやすくなる↓
②のモンスター効果から相手によって破壊された時に《魔界台本「魔王の降臨」》をデッキからセットできる。Pモンスターは破壊されてもP召喚から使いまわせるためとりあえず壁として出しておくだけでもアド源になる。P効果もかなり優秀で、どちらも受け身な能力ではあるものの、出しているだけで相手にとってはめんどくさいカードになってくれる。
破壊された場合に②のモンスター効果からキーカードの《魔界劇団ービッグ・スター》のサーチができる。P効果から上下どちらのスケールも兼ねることができるため、P召喚サポートとしても非常に優秀。
P効果⇒モンスター効果と使うことでデッキから任意の魔界劇団をPゾーンに置くことができる。これで《魔界劇団ービッグ・スター》をPゾーンに置くことで毎ターン《魔界台本「魔王の降臨」》を使いまわすことができるようになる。
1度の破壊耐性を持つリクルーター。その性質により自爆特攻には使えないものの、②効果から《魔界劇団-プリティ・ヒロイン》《魔界劇団-ワイルド・ホープ》をリクルートすることでさらなる壁を用意しつつキーカードのサーチが狙える。P召喚で使いまわせるリクルーターというのは相手からしたら相当ダルい。
「20th ライバル・コレクション」で登場したカード。P召喚と相性の悪いレベル1とレベル8の魔界劇団をサルベージ・特殊召喚できる効果を持つ。これにより《魔界劇団-エキストラ》を使いまわすことでPゾーンの安定性を高めることができる。《魔界劇団ービッグ・スター》のP召喚に必要なPスケール8を持っているというのもポイント。
高いステータスを持つレベル8魔界劇団。《魔界劇団-ワイルド・ホープ》のP効果を使うことでP召喚でき、②効果で戦闘破壊から《魔界台本「魔王の降臨」》のサルベージが行える。
効果はそこまで優秀ではなく、P召喚と相性の悪いレベル1モンスターだが《魔界劇団ービッグ・スター》のP召喚に必要なPスケール8を持っている点は無視できない。他の魔界劇団に比べれば優先度は下がるもののデッキの魔界劇団比率を上げP召喚を安定させたい場合には採用候補になる。
P召喚へ繋げることで実質デッキから二体の魔界劇団モンスターのリクルートができるカード。魔界劇団要素の濃いデッキなら安定発動でき、キーカードの《魔界劇団ービッグ・スター》をより安定してP召喚展開できるようになる。
《魔界台本「魔王の降臨」》以外の魔界台本は通常発動した場合のカードパワーがあまりに低いため現状は採用候補からはずれる。《魔界台本「魔王の降臨」》で破壊できないモンスター対策として《魔界台本「ファンタジー・マジック》ピン刺しがワンチャンあるかなという程度。
魔界台本は②効果がいずれも強力なものの、相手依存であるためほとんど発動機会に恵まれず、現状【魔界劇団】テーマのカードでこれらの効果を能動的に発動させる手段もないためオマケ効果として考えたほうがいい。
【魔界劇団】と相性の良いカード
魔界劇団はいずれも闇属性モンスターであるため、《EMトランプ・ガール》と合わせることで《スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン》を簡単に融合召喚できる。
《魔界劇団ーデビル・ヒール》をはじめとしたスケール1のPモンスターがPゾーンにあれば《EMトランプ・ガール》を何度でも再利用でき、毎ターン《スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン》展開を狙うことも可能。
【魔界劇団】、パッと見の印象はかなり微妙だったのですが、こうして深堀りしてみると普通に強い疑惑あるぞこのテーマ!
何より《スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン》と相性が良いというだけでも十分“引きがあるテーマ”なんじゃないでしょうか。