【DD】で《永遠の淑女 ベアトリーチェ》が採用されている理由
最近の大会上位の【DD】構築で《永遠の淑女 ベアトリーチェ》の採用をちょくちょく見かけます。
【DD】は強力なレベル8シンクロを展開できる手札パターンを複数持っているのが強みのデッキで↓
上記の記事のパターンのように手札3枚からクリスタルウィングとサイフリートを展開するのが理想なのですが、手札状況によってはこのシンクロ展開に繋げられないパターンも存在する。例えばこの三枚の場合↓
この三枚のDDからは通常、シンクロ展開に繋げることはできない。つまり事故となる組み合わせなのですが、《永遠の淑女 ベアトリーチェ》を採用することでこの手札パターンからもシンクロ展開が狙えるようになる。
以下そのコンボ詳細↓
《DD魔導賢者ケプラー》を通常召喚し効果で《地獄門の契約書》をサーチ
→《地獄門の契約書》発動し①効果で《DDスワラル・スライム》サーチ
→手札の《DDスワラル・スライム》と《DDネクロ・スライム》で《DDD烈火王テムジン》融合召喚
→墓地の《DDネクロ・スライム》効果から自身と《DDスワラル・スライム》を除外し二体目の《DDD烈火王テムジン》融合召喚→テムジン二体で《永遠の淑女 ベアトリーチェ》X召喚し①効果で《DDラミア》をデッキから墓地へ送る
→《DDD壊雉王アビス・ラグナロク》をPゾーンに置く→《DDラミア》①効果から《地獄門の契約書》を墓地に送って自己蘇生→アビス・ラグナロクP効果で《DDD烈火王テムジン》蘇生→《DDラミア》と《DD魔導賢者ケプラー》で《フォーミュラ・シンクロン》S召喚し1ドロー
→《DDD烈火王テムジン》と《フォーミュラ・シンクロン》でレベル8シンクロ
実質手札消費二枚でレベル8シンクロと《永遠の淑女 ベアトリーチェ》、さらにPゾーンに《DDD壊雉王アビス・ラグナロク》を揃えられるコンボ。制圧布陣としてはそこまで強くないものの、相手ターンにベアトリーチェの墓地肥やし効果から二枚目の《DDラミア》または《DDネクロ・スライム》を落とすことで次の自ターンでの展開も狙いやすくなるのが強み。
つまり《永遠の淑女 ベアトリーチェ》を採用することで【DD】の展開パターンを1つ増やせるというわけなのですな。
初動の展開安定が最も重要である【DD】において、この採用はかなり実用的なんじゃないでしょうか。