遊戯王らぼ

遊戯王OCG・デュエルリンクスのコンボや環境デッキを紹介するブログ

大会優勝した【Kozmo】デッキ考察

EXTRA PACK 2016』発売日の2016年9月10日に開催された大会で↓

YSCS with はっちCS 1位A【Kozmo】- デッキ詳細 - 遊戯王☆カード検索

早くも【Kozmo】優勝キター!!

 

いやー、まさかこんな早く結果を残すとは。。

その構築を見てみると、【Kozmo】というテーマの性質上、デッキ内のKozmoの種類・枚数が多くないと安定しないこともあり、まあ綺麗なまでの純【Kozmo】

やっぱり現状はこの“Kozmo染め構築”が正解っぽいですね。

 

その中でも気になったカードの採用がこれ↓

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 Kozmoモンスターはいずれも除外から効果を発動するため、この手の蘇生カードとは相性が悪いように思っていたのですが、《Kozmo-フェルブラン》とすげえシナジーあるんですね、これ。

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《Kozmo-フェルブラン》②効果からデッキの3種類の高レベルKozmoのうちいずれかを手札に加え、①効果から即特殊召喚するというのが【Kozmo】理想の初動展開なのですが、《リビングデッドの呼び声》を使えば選ばれずに墓地に送られた高レベルKozmoも即展開することができる。

初手に《Kozmo-フェルブラン》と《リビングデッドの呼び声》の二枚があれば、次の相手ターン時にはこちらのフィールドに二体の高レベルKozmoが揃っているというわけ。
これで確実に《Kozmo-ダークシミター》をフリーチェーンで展開できるというのが非常に強力で、

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①の破壊効果を使った相手ターンでの妨害&②効果の耐性と③効果のリクルートによる強固な盤面構築に繋げることができる。

また《リビングデッドの呼び声》は【Kozmo】最大の天敵ともいえる《SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング》対策として使えるところもポイントで、ホープ・ザ・ライトニングで高レベルKozmoのリクルート連鎖が断ち切られてもすぐにリカバリーができる。

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これらの理由から今回のデッキでは《リビングデッドの呼び声》が3積みされていたのが特徴的でしたね。ただリビデ採用は上記のメリットがある反面、《Kozmo-フェルブラン》以外のKozmoからは基本的に墓地が肥えないという性質上、フェルブランが来ないとリビデも腐るという点には注意。

 

【Kozmo】と《強欲で貪欲な壺》

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もう一つ個人的に気になったのはこのデッキと《強欲で貪欲な壺》の関係。【Kozmo】はその性質からレベルの異なるKozmoを複数採用する構築になりやすく、《Kozmo-フェルブラン》の効果やリクルート連鎖から“デッキ内Kozmo”のリソースも重要になってくるため、デッキを10枚も除外してしまう《強欲で貪欲な壺》とは基本的に相性が悪い。

ただ、初動《Kozmo-フェルブラン》展開の安定性を考えるなら間違いなく《強欲で貪欲な壺》は有効で、ここら辺の採用調整が難しい。。

今回のデッキではこれらを踏まえてか、《強欲で貪欲な壺》はピン刺し採用になってましたね。

 

ただ逆に言うと【Kozmo】は《強欲で貪欲な壺》と相性が悪いのに強いデッキとも言え、次の新制限でこのカードが禁止になれば相対的に【Kozmo】はかなり強化されることになるでしょう。

これで【ABC】にも規制が入れば、新制限後は【Kozmo】環境間違い無しか!?

 

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