『レイジング・テンペスト』発売後の【古代の機械】デッキ考察
『ストラクチャーデッキ R -機械竜叛乱-』に続き、『レイジング・テンペスト』でも新規カードが追加された【古代の機械】。
これで一通り出尽くした感のあるこのテーマですが、新規登場後の【古代の機械】の個人的な評価はこんな感じ↓
基本的なデッキパワーは中堅レベル以下だが、《パワー・ボンド》からの《古代の機械混沌巨人》が通ればどんなデッキもひき殺せる地雷デッキ
もうね、【古代の機械】唯一にして最大の強みがこれですよ。二倍混沌巨人でドーン!
これが決まればどんなデッキに対してもワンチャンを引けます。
次いで優秀な動きが《古代の機械射出機》と《歯車街》のコンボ
この二枚からの展開は主に以下の3パターン↓
《古代の機械巨竜》 二体からのランク8
《古代の機械射出機》《歯車街》それぞれの効果から《古代の機械巨竜》 二体をリクルートし3000打点×2で殴った後にランク8X召喚へ
高火力攻撃からのランク8制圧ができるのが強みの展開。
《古代の機械熱核竜》二体からのランク9
《古代の機械射出機》《歯車街》それぞれの効果から《古代の機械熱核竜》二体をリクルートし3000打点×2で殴り④効果からさらに魔法・罠を二枚破壊→機械熱核竜二体で《幻子力空母エンタープラズニル》 X召喚しさらなる除外へ
高火力攻撃からさらに相手カードを三枚まで除去できるのが強みの展開。
《古代の機械混沌巨人》
《古代の機械射出機》《歯車街》それぞれの効果から《古代の機械猟犬》《古代の機械飛竜》をリクルート
→《古代の機械飛竜》①効果で《古代の機械箱》サーチ
→《古代の機械箱》効果でさらにアンティーク・ギアをサーチ→《古代の機械猟犬》③効果から四体のアンティーク・ギアを素材に《古代の機械混沌巨人》融合召喚
相手モンスターをほぼ確実にすべて戦闘破壊しつつ貫通ダメージから高火力も狙える展開。
これらの展開を使いわけられる《古代の機械射出機》《歯車街》のコンボはなかなか強力ではあるものの、どの展開も相手ターンでの制圧力はほとんどないのがネックで、今の環境のモンスター展開力を考えると、相手ターンで再び盤面を塗り替えられる悲しさ。。
また、どの展開も微妙にワンキル火力には届かないのも決定力に欠ける。
《歯車街》は《テラ・フォーミング》、《古代の機械射出機》は《古代の機械飛竜》からサーチできるものの、《古代の機械射出機》の発動条件から《古代の機械飛竜》からサーチしたターンは上記展開が行えず、このコンボ主体で戦えるほどの安定性も無い。
これらを踏まえた【古代の機械】デッキの動きとしては、一番の理想は《パワー・ボンド》⇒《古代の機械混沌巨人》でのワンパンワンキル。《パワー・ボンド》が来なければ《歯車街》《古代の機械射出機》でのコンボでお茶を濁す。それも出来ないときは《古代の機械飛竜》の使い回しや単発での3000打点アンティーク・ギアのリクルートで最低限の手札・盤面状況を整えながら戦う。
といった感じ。《古代の機械飛竜》のサーチ効果がデッキ回転の核になるため、これを使いまわせる蘇生カードをできるだけ詰め込む構築が良さそうです。《古代の機械飛竜》⇒《古代の機械箱》のサーチ連鎖から一気に三枚分のアンティーク・ギアを揃えられることから《古代の機械飛竜》さえ出せれば中盤以降でも《パワー・ボンド》での融合素材を揃えやすいのも強み。
これらの性質から【古代の機械】は攻め重視の脳筋デッキになりやすく、ウザイ制圧やソリティアもないため、カジュアルのスパーリング相手としてはすごい歓迎されます。
そういうところも含め、やっぱり【古代の機械】は“モブ”なのか。。