遊戯王らぼ

遊戯王OCG・デュエルリンクスのコンボや環境デッキを紹介するブログ

【十二獣真竜】が大会優勝!今の環境でこのデッキが強い理由

2017年4月15日開催の二つの大会で【十二獣真竜】が優勝しました↓

東京遊戯CS in 足立 with はっちCS 1位B【十二獣真竜】

第161回ALANN CUP 1位【十二獣真竜】

 

ここに来て再び【十二獣真竜】旋風来た!

 

《ドラゴニックD》で《十二獣ラム》を破壊することで《真竜剣皇マスターP》をサーチしつつ十二獣展開ができるのがこのデッキの強み。

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 《十二獣ラム》は《十二獣ブルホーン》でサーチ、《十二獣ライカ》で蘇生できることから安定して《ドラゴニックD》からの破壊対象に使えるところも優秀。

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ただこれだけ見ると【命削り真竜】【真竜メタルKozmo】【恐竜真竜】の爆発力には大きく劣る印象。。

ではなぜそれらのデッキを押しのけて【十二獣真竜】が結果を残したのか、その理由がこれ↓

①《ドラゴニックD》に依存せずとも回るデッキ
②デッキスロットに余裕がありメタを詰め込みやすい

 

まず①に関して。

【真竜メタルKozmo】【恐竜真竜】はコンボが決まった時の爆発力こそ凄まじいものの《ドラゴニックD》への依存度が高く、それを除去されると一気に動きが鈍くなる弱点がある。

【十二獣真竜】も《ドラゴニックD》を活用するデッキだがそれが無くても十二獣展開を安定して行うことができ、また汎用カードの採用も多いため息切れする心配が無い。

《ドラゴニックD》というパワーカードを活用しつつ、《ドラゴニックD》に依存しない動きもできるのが【十二獣真竜】の強みなのですな。

 

続いて②。

十二獣は一枚から動ける性質上デッキスロットに汎用カードを詰め込む余裕があり、環境メタを見据えた構築をしやすい。そのため《幽鬼うさぎ》《灰流うらら》《コズミック・サイクロン》など【命削り真竜】【真竜メタルKozmo】【恐竜真竜】に刺さるカードをフル投入することができる。

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【命削り真竜】【真竜メタルKozmo】【恐竜真竜】はいずれもデッキ回転重視でメタカードを入れる余裕が少なく、そのため攻めは強いけど妨害に弱い。そして【十二獣真竜】はまさにそこの穴を突けるデッキであるというわけ。

 

このように環境メタがある程度定まってきた今だからこそ、柔軟な構築と動きが可能な【十二獣真竜】が頭角を現してきたんじゃないでしょうか。

今後はここに『コード・オブ・デュエリスト』で登場した新カードがどれだけ環境に組み込んでくるか、これ次第でまた新しいメタゲームが形成されていきそうです。

遊戯王、また面白くなってきたやないか!