遊戯王らぼ

遊戯王OCG・デュエルリンクスのコンボや環境デッキを紹介するブログ

最近の遊戯王ってどうなってるの?大人にこそオススメしたい“今の遊戯王”

今20代前半から半ばくらいの年齢の男性は、子供時代、まさに遊戯王直撃世代だったと思います。

この世代で《青眼の白龍》を知らない男子はいないでしょう。

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《ヂェミナイ・エルフ》を召喚したら《落とし穴》で破壊され、

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《デーモンの召喚》で攻撃したら《聖なるバリア-ミラーフォース-》で返り討ちとかね。

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ああ、懐かしい。。

 

最近の遊戯王はどうなっているのか

そんな遊戯王も現在でも新たなパック、カードが出続けていて、今でも“世界一売れているカードゲーム”の座をしっかりと守っているほどの人気はあるんだけど、↑で出たようなカードまでで遊戯王を卒業した健全な20代男性のためにまずは遊戯王がそこからどういう進化をとげていったかをざっくり書いていきます。

 

1.シンクロ召喚の登場

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生け贄召喚(今ではアドバンス召喚という)、融合召喚、儀式召喚に次ぐ“新たな召喚”として2008年から登場した召喚方法。

「チューナー」と呼ばれるモンスターのレベルと、それ以外のモンスターのレベルを合計したレベルを持ったモンスターを呼び出す。

といったもので、おおまかに言うならレベルの足し算による召喚といった感じ。

融合モンスターと同じ融合デッキ(今ではエクストラデッキという)から出すことができるため、条件さえ整えば好きなシンクロモンスターをいつでも召喚でき、融合召喚と違って《融合》カードも必要ないため非常に出しやすいことから、一気に遊戯王の主力になっていった。

 

2.エクシーズ召喚の登場

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シンクロ召喚に次いで2011年に登場したのがエクシーズ召喚。シンクロ召喚がレベルの足し算による召喚だったのに対し、エクシーズ召喚は“同じレベルのモンスター同士”から出す召喚といったもの。

1ターンで手札、デッキ、墓地からモンスターを出しまくってそこからのエクシーズ召喚!という昔の遊戯王しか知らない人にとってはまったくの別次元な世界になっていく

 

3.ペンデュラム召喚

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2014年に登場した最新の召喚方法。上記のシンクロ・エクシーズ以上に複雑なためここでは説明を割愛。

 

大丈夫ですか?ついてこられましたか?

こんな感じで昔とは比べ物にならないくらい複雑化している現在の遊戯王。これを今の小学生は普通に使いこなしているかと思うと、、最近の子供こええ。。

 

今の遊戯王は大人だからこそ楽しめる

逆に言えばここまで複雑、多様化した今の遊戯王は大人こそ楽しめるゲームになっているといえるわけです。とくにそのゲーム性が高まっていると実感できるのがメタゲームの形成にあります。


メタゲームとは (メタゲームとは) [単語記事] - ニコニコ大百科

 

昔の遊戯王はレベル4なら《ヂェミナイ・エルフ》、レベル6なら《人造人間-サイコ・ショッカー》、魔法カードなら《サンダーボルト》、罠カードなら《聖なるバリア-ミラーフォース-》とそれぞれのジャンルで強いカードは決まっていて、その“強いカード”をどれだけたくさん持っているかっていうただの財力ゲーな側面が強かった。

なんだけど今の遊戯王は『このカードには強いけどこのカードには弱い』っていうメタ要素が必ずあって、絶対的に強いカード、強いデッキというものが存在しない。

だからこそ相性しだいであらゆるデッキが勝つ可能性があるし、同じタイプのデッキでも仮想敵しだいでその構築ががらりと変わる。

単純にカードの種類が増えただけでなく、このメタゲームの形成でより大人好みの奥行きの深いゲームに進化していったのです。

 

過去のカードを“産廃カード”にしない

カードゲームの宿命として“最新のカードが一番強いカード”になってしまうのはある程度しょうがない側面もあるのですが、最近の遊戯王は過去のテーマの強化にもしっかりと取り組んでして、最も古いものでブルーアイズデッキ、

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ブラックマジシャンデッキから、

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帝デッキ、

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BFデッキ

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などそれぞれの時代を彩った過去のデッキにも新たな強化、サポートカードを出すことでしっかりと現在の環境でも戦えるように底上げしてのも遊戯王復帰勢にはうれしいところ。

ちなみに2015年4月に登場する新パックでは《真紅眼の黒竜》やその融合モンスター

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を新たにリメイク・強化した『レッドアイズ』のテーマが登場する予定で、これも往年の遊戯王ファンからしたらうれしい限り。

 

さらに過去の強すぎて使用禁止になったカードも効果を修正(エラッタ)することでもう一度使えるようにするなど、過去のテーマ、カードを“産廃”にせず、遊戯王を辞めた人がいつでも戻ってこられるような土壌を作っているところもエラい。KONAMIエラい!

 

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↑過去最恐の禁止カードといわれたこのカードも、エラッタで現在はまた使用できるようになった。

 

もう一度遊戯王をはじめてみたいけど・・・

とはいえいい大人がもう一度遊戯王を始めるというのはどうしても抵抗があったりします。周りの友達でやっている人はいないし、道行く小学生に

「俺とデュエルだ!」

なんて言ったら最悪捕まるし。。

 

そこでオススメなのがこのゲーム↓


遊戯王アーク・ファイブ TAG FORCE SPECIAL [ タッグフォース スペシャル ]

 

PSP、Vita専用のゲームで2014年までに登場したすべてのカードを使用可能。ゲームの流れも

デュエル→パック入手→デッキ強化

と子供のときのアレを再体験しながら最新の遊戯王を、何より一人でも遊べるところがイイ!

なぜかダウンロード販売のみと完全に子供を相手にしていないような販売形態なのも、18歳以上の大人にこそ今の遊戯王で遊んでもらいたいというKONAMI側の気持ちの現れでしょう。(販売経路と予算の問題ではないと信じたい)

 

大人がやる遊戯王の入り口としては間違いなくこのゲームが一番です。値段も某ソシャゲのガチャ数回分ですし

 

みんな!ソシャゲやるくらいならデュエルしようぜ!