最近の環境でメインデッキ《Ｄ.Ｄ.クロウ》採用が増えてきている理由

最近の大会上位のデッキ構築を見ていると、《Ｄ.Ｄ.クロウ》メインデッキ採用がちょくちょく増えてきています。

このカードは【青眼】【メタルフォーゼ】【DD】【SR幻影彼岸】といった現在の環境トップデッキに対して軒並み機能するというのがポイントで、そのためサイドデッキからの採用率は以前から高かったのですが、環境上位デッキ全部に刺さるならメインデッキから採用してもええやんか！ということで最近ではメインデッキからの採用も増えてきた模様なのです。

各デッキに対しての《Ｄ.Ｄ.クロウ》活用法はこんな感じ↓

対【青眼】：墓地肥やしからの蘇生を多用するデッキであるため、相手の蘇生魔法にチェーンて《Ｄ.Ｄ.クロウ》を発動することで、墓地リソースを奪いつつ蘇生魔法を不発にするといった１:２交換が可能。

対【メタルフォーゼ】：墓地の《錬装融合》を除外することで②効果での再利用とドローを不発にさせる。

この時点で１:２交換が成立するためアド的にもお得で、さらに現在の【メタルフォーゼ】構築は《錬装融合》ピン刺しがデフォであるため、一度《錬装融合》を除外できれば相手の融合ギミックを完全に潰すことができるのもオイシイ。

対【DD】：墓地から効果を発動できる《ＤＤネクロ・スライム》《ＤＤスワラル・スライム》《ＤＤラミア》を潰すことができる。

これらのカードはいずれもDD展開の核となるカードであるため、《Ｄ.Ｄ.クロウ》の発動機会が多くかつ致命的なダメージを与えられるのが強み。

対【SR幻影彼岸】：墓地から効果を発動する幻影騎士団ギミックを潰す。あとは《彼岸の悪鬼 スカラマリオン》を除外することでエンドフェイズに発動する③効果を不発にさせることもできる。

完全な１:１交換になるため上記のデッキに比べると《Ｄ.Ｄ.クロウ》のメタとしての強さは薄れるものの、発動機会自体は多いので腐らせずに機能させることができる。

これらのデッキ以外でも最近は墓地利用をしないデッキの方が少ないため、《Ｄ.Ｄ.クロウ》が完全に腐るという状況はおきにくく、そういう意味でもメインデッキ《Ｄ.Ｄ.クロウ》採用は"お守り”としてかなり実用的なんじゃないでしょうか。

遊戯王カード 【Ｄ.Ｄ.クロウ】【ゴールドレア】GDB1-JP066-GR ≪THE GOLD BOX 収録≫