今の環境でも戦える!?同化型純【シャドール】デッキ考察
2015年4月1日リミットレギュレーションで最も死んだデッキだといえる【シャドール】。今ではすっかり大会でも見なくなってしまいました。。
しかしまだ戦えるはずだ!
今だからこそ《魂写しの同化》が使えるはず、いや使いたい!
同化型純【シャドール】サンプルレシピ
シャドール・ファルコン×3
シャドール・ヘッジホッグ×3
シャドール・リザード×3
シャドール・ドラゴン×3
シャドール・ビースト×3
シャドール・ハウンド×3
ペロペロケルペロス×1
貪欲な壺×1
死者蘇生×1
影依融合×3
魂写しの同化×3
禁じられた聖杯×3
おろかな埋葬×1
神の写し身との接触×1
簡易融合×1
ブレイクスルー・スキル×3
デモンズ・チェーン×3
堕ち影の蠢き×1
(エクストラ、サイドデッキは割愛)
《魂写しの同化》を採用するにあたりデッキ内のシャドールモンスター比率を最大限にあげてます。《エルシャドール・ミドラーシュ》が制限解除されたことで融合先が切れることがないことも追い風に。
《エルシャドール・ネフィリム》禁止によって失われた切り返し力の代用としては《シャドール・ハウンド》を採用。
このモンスターを融合素材とすることでほとんどのモンスターをエルシャドールで戦闘突破が可能になり、エルシャドール一体からの切り返し+制圧を実現できる。
余った召喚権は基本的にシャドールモンスターのセットに使う。でこれが意外と優秀。シャドールモンスターのリバース効果はいずれも確実にアドの取れる強力なもので、セットされた状態で破壊されても「墓地に送られた場合」の効果が発動するため基本的に無駄にならずアド損失も回避できる。《マスマティシャン》なんていらなかったんや!
純【シャドール】に寄せた構築をすることで現環境で採用率の高い手札誘発である《幽鬼うさぎ》《エフェクト・ヴェーラー》がほとんど刺さらなくなることもこのデッキならではのメリット。
環境トップメタとの相性
対【影霊衣】
《魂写しの同化》の存在から《エルシャドール・アノマリリス》を出しやすいのがデカい。
攻撃力の高いヴァルキュルス、トリシューラ、ディサイシブの影霊衣を先出しされても《シャドール・ハウンド》を絡めることでアノマリリスで戦闘突破が可能になる。これまでの【シャドール】構築と比べても対【影霊衣】戦はかなり有利に戦える印象。
対【海皇】
《エルシャドール・ミドラーシュ》が刺さる。
最も厄介な《深海のディーヴァ》からの展開を防げるのはもちろん、「効果では破壊されない」ため《海皇の重装兵》が効かず《海皇子 ネプトアビス》でも突破されないのはデカい。《エルシャドール・ミドラーシュ》はこのデッキで最も出しやすいエルシャドールであるのも相まって対トップメタの中でも一番有利に戦える組み合わせ。
対【HERO】
キツい。まず最大の天敵である《星輝士 セイクリッド・ダイヤ》を容易に出せること。
《マスク・チェンジ》の存在から《エルシャドール・ミドラーシュ》もあまり刺さらず、そこから出される《M・HERO ダーク・ロウ》ともかなり相性が悪い。
唯一機能する《エルシャドール・シェキナーガ》も後出しホープ・ザ・ライトニ ングで簡単に処理されるし。。
悪の【シャドール】は正義の味方【HERO】に成敗されたのでした。。
何がいかんって《星輝士 セイクリッド・ダイヤ》の存在。これ出されるだけでシャドールギミックのすべてが死にます。あと同じレベル4二体から出せるホープ・ザ・ライトニ ングも対シャドールとして優秀すぎ!
この二体の存在からせっかく《影依融合》3積みしてもランク4エクシーズ主体のデッキには不利というジレンマ。。悲しすぎる。。
今の環境で【シャドール】を組むならセイクリッド・ダイヤ対策は必須条件ですね。特に対策として相性が良さそうなのは《禁じられた聖杯》《ブレイクスルー・スキル》《デモンズ・チェーン》。
セイクリッド・ダイヤの効果を無効化しつつ《影依融合》からのデッキ融合が狙えるのは他の除去カードにはない利点。高い攻撃力も《シャドール・ハウンド》を融合素材に守備表示にしてしまえば容易に戦闘突破が可能。
とはいえやっぱりセイクリッド・ダイヤがキツすぎ。今の環境で【シャドール】が結果をだせないのは規制のせいというより、セイクリッド・ダイヤの野郎のせいだということが判明したのでありました。