大会で結果を残した【ブンボーグ】構築に見る《ブンボーグ001》3枚採用の強み
2016年6月26日開催の大会で上位入賞したデッキ↓
第3回陸前CS ベスト8【ブンボーグ】- デッキ詳細 - 遊戯王☆カード検索
一見するとスタンダードな純【ブンボーグ】構築に見えるこのデッキですが、個人的に注目したいポイントなのが《ブンボーグ001》が3積みされていたこと。
《ブンボーグ001》は《ブンボーグ004》から《ナチュル・ビースト》や《サイバー・ドラゴン・インフィニティ》を展開するためコンボパーツとして非常に重要なカードなのですが、
これまでの【ブンボーグ】構築では"001は一枚採用”というのがデフォでした。
というのもこれまでの【ブンボーグ】ではこのような動きが想定されていたから↓
初動《ブンボーグ003》通常召喚から効果で《ブンボーグ001》リクルートし二体でレベル4シンクロ
→次のターン《ブンボーグ004》展開から①効果を絡めた戦闘破壊、②効果で墓地の《ブンボーグ001》含めた二体のブンボーグを蘇生しさらなる展開へ
《ブンボーグ001》は墓地蘇生から活用するという考えで、確かにこれなら《ブンボーグ003》《ブンボーグ004》3枚採用、《ブンボーグ001》1枚採用が理に適っているように思える。
しかし、この動きだと【ブンボーグ】最大の強みともいえる《ブンボーグ004》からの展開を行うには1ターンのタイムラグがあり、今の環境で"準備に1ターン”というのは遅すぎる。
ただこの"1ターンの準備”を行わずいきなり《ブンボーグ004》からの強力展開が可能な状況があるのですな。
それが手札に《ブンボーグ001》と《ブンボーグ004》(または004をリクルートできる003)がある場合。
《ブンボーグ004》の②効果からの特殊召喚は手札のブンボーグも対応しており、①効果から墓地に送ったブンボーグと手札の《ブンボーグ001》を特殊召喚することで001の墓地肥やしを省いて即強力な展開に持っていけるというわけ。
これを踏まえると【ブンボーグ】において初動(特に後攻1ターン目)に手札に《ブンボーグ001》を握っている状態というのはかなりTUEEEE!状態なんですよね。
だったら《ブンボーグ001》を手札に握れる状態を安定させるために《ブンボーグ001》3積みという採用は非常に理に適っているというわけです。
またこのデッキでは《ブンボーグ001》を含めた主要なブンボーグをすべて3積みにすることで《強欲で貪欲な壺》をほぼリスクなく扱えるようにしているのも特徴。
《強欲で貪欲な壺》という優秀なドローソースが扱えるようになったことでコンボパーツも揃えやすくなり、結果的に事故率も軽減できて二倍オイシイ!
型にハマったときに爆発力は全デッキの中でもトップクラスの性能を誇る【ブンボーグ】。あとはその強みをいかに早く、安定させるかが構築の課題だったのですが、今回の《ブンボーグ001》3枚+《強欲で貪欲な壺》採用はそのどちらも満たすとても素晴らしい!エクセレント!!な構築なんじゃないでしょうか。