大会上位の【影霊衣シャドール】構築に見る《シャドール・ビースト》の有用性
2016年8月27日開催の大会で準優勝したデッキ↓
第139回ALANN CUP 2位【影霊衣シャドール】- デッキ詳細 - 遊戯王☆カード検索
【影霊衣】に《影依融合》を出張させた【影霊衣シャドール】。
このデッキの考察は依然こちらの記事でしましたが↓
今回のデッキで注目したいのは融合素材となるシャドールに《シャドール・ビースト》が採用されていたこと。
《影依融合》出張は非常に強力である反面、融合素材として採用しているシャドールモンスターが単体で手札に来てしまうとほぼ腐るというのが大きなデメリットでした。
で今回のデッキでは《シャドール・ビースト》が融合素材として採用されていたんですが、これが地味に【影霊衣】と相性が良い!
レベル5というのがポイントでサーチ効果を使用して置物になった《センジュ・ゴッド》または《マンジュ・ゴッド》と合わせて儀式素材にすることで《トリシューラの影霊衣》を儀式召喚できる。
【影霊衣】最大の強みともいえる《トリシューラの影霊衣》を《影霊衣の術士 シュリット》以外の素材から儀式召喚できるというのがポイントで、より安定したトリシューラ展開を狙えるようになる。しかも《シャドール・ビースト》のドロー効果により即アド回復できるところもありがたい。
この動きがあることで《シャドール・ビースト》単体が手札に来てしまった場合も完全な死に札にならず、事故率を軽減しながら《影依融合》からの強みを押し付けられるのがこのデッキの構築ポイントでしょう。
あと《影依融合》のデッキ融合はエクストラデッキメタかつ後攻からの方が機能しやすいという性質上、サイドデッキから採用することでより有効な動きが期待できそう。メインデッキは通常の【影霊衣】、サイドチェンジで【影霊衣シャドール】へと変化させて戦うというプレイングも面白そうです。