今の環境を代表する三種の十二獣デッキとメタゲーム考察
今の環境は【十二獣】【十二獣壊獣】【十二獣真竜】の三種の十二獣デッキを中心に回っています。
「十二獣自体がぶっ壊れ!」というのは全員の共通見解だと思うのでここではそれは置いておいて、メタゲーム的に見るとこの三種のデッキはかなりイイ感じのじゃんけん構造になっているんですよね。
【十二獣】対【十二獣真竜】
【十二獣真竜】側の最大の強みは《真竜剣皇マスターP》でその高いステータスと高耐性から一度これを展開されてしまうと【十二獣】側は非常に対処しづらい。
【十二獣】は大量の汎用妨害札を採用しているのが強みだが、一度展開された《真竜剣皇マスターP》を潰せるカードはほとんどなく、魔法または罠耐性も付いているとより処理が難しくなる。妨害札の相性的にも真竜剣皇のアドバンス召喚を止められるものが少ないのも【十二獣】にとっては痛いところ。
他の上級真竜に対しても【十二獣】側はステータス負けしており、効果除去を使っても真竜側にアド回復されてしまうためジリ貧になりやすい。
結論、【十二獣】対【十二獣真竜】は【十二獣真竜】が有利。
【十二獣真竜】対【十二獣壊獣】
真竜モンスター全てを壊獣が一方的に喰える。
《真竜剣皇マスターP》の耐性も関係無し。
結論、【十二獣真竜】対【十二獣壊獣】は【十二獣壊獣】が有利。
【十二獣】対【十二獣壊獣】
モンスター展開の物量で勝負する【十二獣】に対して【十二獣壊獣】側の壊獣がほとんど機能しない。頼みの《妨げられた壊獣の眠り》に対しても最近の【十二獣】は《我が身を盾に》といった解答を用意しており、
それ以外でも単純に妨害札の量の差で【十二獣壊獣】側が攻めづらくなっている。
結論、【十二獣】対【十二獣壊獣】は【十二獣】が有利。
このように今の環境を代表する三種の十二獣デッキはそれぞれの相性がじゃんけんのように回っており、全部十二獣ではあるけどメタゲームとしては非常に面白い状態になっているんですな。
ここに第四の勢力(できれば十二獣以外)が来るとさらに面白い環境になっていくんだけどなぁ。