大会優勝デッキに見る、今の環境に強い【インフェルノイド】構築
2017年5月7日開催の大会で優勝したデッキ↓
このデッキはこれまでの【インフェルノイド】には無かった新しいカードの採用が随所に散りばめられており、まさに今の環境メタに最適されたノイドデッキになっていました。
以下それらのカードの考察↓
《インフェルノイド・デカトロン》が出ている状態なら①効果から特殊召喚することができ、デカトロン効果と合わせることで任意のレベルのSモンスターを展開できる。②効果から後続の悪魔族チューナーをサーチできるのも優秀で、【インフェルノイド】のシンクロ展開力を大きく向上させることができる。
《インフェルノイド・デカトロン》+インフェルノイドまたは《風来王 ワイルド・ワインド》からS召喚できるシンクロモンスター。S召喚主体で戦う【恐竜竜星】メタとしてめちゃくちゃ有効。他にもWWギミック封じとしても使える。
《風来王 ワイルド・ワインド》②効果からサーチできる悪魔族チューナーとしてこのデッキでピン刺しされていた《DDオルトロス》。このカードを採用することで《魔王龍 ベエルゼ》をS召喚できるようになるのが最大のメリット。ベエルゼはそのステータスと耐性から《真竜剣皇マスターP》メタとしてめちゃくちゃ有効で、今の環境では【十二獣】以外のデッキに対してはほぼ刺さる。
手札リソースを墓地リソースに変換していく【インフェルノイド】はこのカードの発動条件を満たしやすい。《禁止令》と違い発動条件はあるものの、発動させすれば以後確実に同名カードの発動を封じ続けられるのがこのカードの強み。
【真竜】系デッキなら《ドラゴニックD》、【十二獣】なら《十二獣ブルホーン》などそのデッキの回転の核となるカードを封じることでその後の展開が大幅に有利になる。
サイドデッキから採用されていたカード。【インフェルノイド】の天敵である《灰流うらら》をはじめとした各種手札誘発を封じることができる。汎用手札誘発以外にも《十二獣ヴァイパー》や《幻創のミセラサウルス》①効果を封じられるのもオイシイ。
あと最近は【十二獣】をはじめEXデッキからの展開を活用して来るデッキが増えてきたため、《煉獄の虚夢》⇒《インフェルノイド・ティエラ》の脳汁コンボが決めやすくなっているのも【インフェルノイド】にとっては追い風ですな。
【インフェルノイド】はその性質からメタられやすいデッキではあるものの、こっちからのメタも強いデッキなのが面白いところですね↓
そのため環境から消えたかと思ったら今回のようにいきなり優勝をかっさらい、メタゲームを荒らしてくれたりします。