遊戯王らぼ

遊戯王OCG・デュエルリンクスのコンボや環境デッキを紹介するブログ

大会で結果を残した【虚無堕天使】デッキ考察

2017年10月15日開催の大会で上位入賞したデッキ↓

第20回高槻CS 2位【堕天使】

 

このデッキの特徴は《虚無魔人》が3積みされていたこと。

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《堕天使マスティマ》の特殊召喚や《堕天使の戒壇》での蘇生、あとは《百万喰らいのグラットン》⇒《リンクリボー》からリリース素材を賄うことが出来る。

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天敵だった【真竜】が環境から消えたことで《虚無魔人》は今の環境では最強の制圧力を持つモンスターとなっており、特殊召喚以外からの除去手段がほぼ無い【SPYRAL】に対してはこれを通すだけで勝負を決めることも出来る。

 

《堕天使イシュタム》《トレードイン》《闇の誘惑》といった豊富なドローソースから安定して《虚無魔人》が握れるようになっているのもこのデッキの強み。

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《虚無魔人》が握れなくても【堕天使】として動くことができ、強いメタビ要素がありながらテーマデッキとしての安定感もあるのがこのデッキの強みですね。

 

大会で結果を残した【セフィラ】デッキ考察

2017年6月24日に開催した2017年7月リミットレギュレーション環境の大会で上位入賞したデッキ↓

第19回オレたちトレカ部CS 2位【セフィラ】

 

《秘竜星-セフィラシウゴ》をP召喚で使い回すことでアドを取っていくのが今の【セフィラ】の戦い方。

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↑この動きからお手軽かつ強力な制圧布陣を敷けるのが強み。

 

今回のデッキの特徴は《ドラコネット》が3積みされていたこと。

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このカードから《ギャラクシーサーペント》を引っ張り出すことでこれ一枚から《源竜星-ボウテンコウ》に繋げることが出来る。

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竜星を活用する【セフィラ】とボウテンコウの相性の良さは言わずもがな。

 

《宝竜星-セフィラフウシ》《秘竜星-セフィラシウゴ》の二体を並べることでお手軽にレベル9シンクロが狙えるのも【セフィラ】の特徴。

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《灼銀の機竜》は汎用性のある除去効果で切り返しとして使いやすく、《幻竜星-チョウホウ》は地属性メタを持つことで《SPYRAL-ジーニアス》《SPYRAL-ダンディ》《SPYRAL-ザ・ダブルヘリックス》の効果を封殺できるのが環境的にめちゃくちゃ強力。

【SPYRAL】メタの一面も持ち合わせているのが今の【セフィラ】の強みと言えますね。

《セキュリティ・ドラゴン》の登場で《トーチ・ゴーレム》一枚からリンク4が二体並ぶだと!?

《セキュリティ・ドラゴン》の登場で《トーチ・ゴーレム》がぶっ壊れカードになった模様。

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以下そのコンボ↓

トーチトークン2体を生成し、《トーチ・ゴーレム》を空いているEXモンスターゾーンの前に特殊召喚→トークン二体から《リンクリボー》を二体リンク召喚

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→《リンクリボー》二体で《アカシック・マジシャン》を《トーチ・ゴーレム》と同じ縦列にリンク召喚し①効果で《トーチ・ゴーレム》をバウンス

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→トーチトークン2体を生成し、《トーチ・ゴーレム》を再度特殊召喚→トークン二体で《セキュリティ・ドラゴン》をリンク召喚し効果で《トーチ・ゴーレム》をバウンス→トーチトークン2体を生成し、《トーチ・ゴーレム》を再度特殊召喚→《セキュリティ・ドラゴン》とトークン二体で《ファイアウォール・ドラゴン》リンク召喚し①効果で《トーチ・ゴーレム》をバウンス

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→《アカシック・マジシャン》②効果発動(デッキから4枚墓地肥やし)→トーチトークン2体を生成し、《トーチ・ゴーレム》を再度特殊召喚→《アカシック・マジシャン》とトークン二体で二体目の《ファイアウォール・ドラゴン》をリンク召喚し①効果で《トーチ・ゴーレム》をバウンス

 

《トーチ・ゴーレム》一枚から《ファイアウォール・ドラゴン》二体を展開しつつさらに《トーチ・ゴーレム》自身も回収できるコンボ。つまり実質手札消費0で攻撃力2500を二体並べることが出来る。ここから再び《トーチ・ゴーレム》を使用しつつファイアウォール②効果も絡めることでさらにモンスターを展開していくことが出来る。

二体目のリンク4を《ヴァレルロード・ドラゴン》にすれば《トーチ・ゴーレム》をコントロール奪取しつつ高火力な盤面を作ることも可能。

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このコンボがヤバいのはメインデッキに必要なカードは《トーチ・ゴーレム》だけでいいということ。つまりEXデッキにある程度余裕があるならすべてのデッキでこの壊れギミックを活用できてしまう。

ただ《トーチ・ゴーレム》を使用するターンは通常召喚ができなくなり、またEXモンスターゾーンの前のメインモンスターゾーンをあらかじめ埋めておけばこのコンボは始動できなくなるため、プレイングである程度は対策可能。

これらを踏まえて《トーチ・ゴーレム》が今後環境でどの程度活躍するのか、最悪環境クラッシャーにもなり得るギミックだと思うんだけど、どうなんやろか。。

 

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大会で結果を残した【覇王インフェルニティ】デッキ考察

2017年10月15日開催の大会で上位入賞したデッキ↓

第1回岐阜MacCS with はっちCS 4位A【インフェルニティ】

 

《覇王眷竜ダークヴルム》のP効果からこれ一枚でPゾーンを揃え、P召喚で手札を0にしつつインフェルニティを展開しそこから満足していくデッキ。

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このデッキのモンスターは闇属性で統一されているため、ダークヴルムP効果の制約を気にせず展開できるのが強み。

《超天新龍オッドアイズ・レボリューション・ドラゴン》が登場したことで《覇王眷竜ダークヴルム》を安定してサーチできるようになり、このギミックだけでも安定してP召喚が狙えるようになったのは大きな強化ポイントと言えるでしょう。

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ここからP召喚で《インフェルニティ・デーモン》を含めた二体以上のモンスターを展開しつつ手札を0に出来れば以下の展開に派生させることが出来る↓

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《インフェルニティ・デーモン》効果で《インフェルニティ・ネクロマンサー》サーチ

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→デーモンとモンスター1体でリンク2→ネクロマンサー通常召喚し効果でデーモン蘇生→デーモン効果で《インフェルニティガン》サーチ&発動

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→リンク2とネクロマンサーで《電影の騎士ガイアセイバー》リンク召喚

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→ガイアセイバーとデーモンで《ファイアウォール・ドラゴン》リンク召喚

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→《インフェルニティガン》効果でネクロマンサーとデーモン蘇生→デーモン効果で《インフェルニティ・ビショップ》サーチ&特殊召喚

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→デーモンとビショップで《ダイガスタ・エメラル》X召喚

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→エメラル効果でガイアセイバー蘇生し二体で二枚目の《ファイアウォール・ドラゴン》リンク召喚→ネクロマンサー効果でデーモンをファイアウォールのリンク先に蘇生→デーモン効果で《インフェルニティ・ミラージュ》サーチ

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→ネクロマンサーとデーモンでリンク2→ファイアウォール②効果でミラージュ特殊召喚→ミラージュ効果でネクロマンサーとビショップ蘇生→ネクロマンサー効果でデーモン蘇生→デーモン効果で二枚目の《インフェルニティ・デーモン》サーチ→リンク2とネクロマンサー、ビショップで三枚目の《ファイアウォール・ドラゴン》リンク召喚→ファイアウォール②効果で手札のデーモン特殊召喚→デーモン効果でインフェルニティサーチ→デーモン二体で《No.41 泥睡魔獣バグースカ》を守備表示でX召喚

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最終盤面:《ファイアウォール・ドラゴン》×3《No.41 泥睡魔獣バグースカ》

 

リンクモンスターは守備表示が無いためバグースカの守備表示の効果を受けず、ファイアウォールとバグースカの制圧を両立することが出来る。つまりこの盤面、マジで強い。

手札に《インフェルニティ・デーモン》が無い場合でもデーモンを墓地に落とせるカード+《インフェルニティ・ネクロマンサー》から上記と同じような盤面を作ることが可能。

 にしても【インフェルニティ】とリンク召喚の相性は神がかってますわ。

 

関連記事↓

大会で結果を残した【ブービースキドレ彼岸】デッキ考察

2017年10月15日開催の大会で上位入賞したデッキ↓

第2回ホビステ所沢CS 3位B【彼岸】

 

《スキルドレイン》が3積みされた【スキドレ彼岸】。

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スキドレ発動下でも彼岸の墓地からの効果は使用することができ、またフィールドのモンスターも“効果の発動自体はできる”性質から《永遠の淑女 ベアトリーチェ》のX素材になった彼岸の効果はフリーチェーンで発動させることが可能。

このようにスキドレ下でもほぼ制限なく動けるため、【彼岸】は《スキルドレイン》とかなり相性が良い。【SPYRAL】をはじめ、幅広いデッキへのメタとなるのも【スキドレ彼岸】の強みですね。

 

で今回のデッキは、これに加えて《ブービートラップE》も3積みされていたのが特徴。

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《永遠の淑女 ベアトリーチェ》の効果から永続罠を墓地に落とすことで、このカードから即座にそれを活用することが出来る。

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上記の《スキルドレイン》に加え、このデッキは《虚無空間》《王宮の勅命》も採用されており、これらを状況に応じてデッキから発動させられるのは非常に強力。

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《ブービートラップE》の手札コストも彼岸を捨てることでディスアドバンテージを回避できるのもオイシイ。

この“ベアトブービー”ギミックがあることで、より安定して永続罠でのメタを貼れるのがこのデッキ最大の強みですな。

 

《オーバーテクス・ゴアトルス》を採用した【恐竜竜星】が大会上位に!

2017年10月15日開催の大会で上位入賞したデッキ↓

第2回ホビステ所沢CS 4位B【恐竜竜星】

 

このデッキの特徴は『EXTREME FORCE』で登場した新規カード《オーバーテクス・ゴアトルス》が採用されていたこと。

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《終末の騎士》からこのカードを墓地に送ることで②効果から《究極進化薬》をサーチすることが出来る。

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《究極進化薬》は緩い条件で《究極伝導恐獣》をリクルートすることができ、《終末の騎士》一枚からお手軽に《究極伝導恐獣》展開が出来るのがこのデッキの強み。

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同じく《終末の騎士》と相性の良い《亡龍の戦慄-デストルドー》も採用されており、状況に応じて《究極進化薬》のサーチかレベル7シンクロか使い分けられるのも優秀です。

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さらにこのデッキはサイドデッキに《影依融合》とシャドールモンスターが採用されていたのも特徴で、

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《影依融合》のデッキ融合から《オーバーテクス・ゴアトルス》を素材にすることで、《エルシャドール・ミドラーシュ》を展開しつつ《究極進化薬》をサーチすることができる。最終的には《エルシャドール・ミドラーシュ》《究極伝導恐獣》の二体を並べることができ、究極伝導恐獣での切り返しからミドラーシュでの制圧という最高のムーブが可能に。

特に今は《影依融合》のデッキ融合が狙いやすい環境になっており、後攻での理想的な切り返し&制圧ムーブとして活躍できるギミックです。

 

《オーバーテクス・ゴアトルス》の登場で【恐竜族】に新たな可能性が生まれたの、ええな。

 

大会で結果を残した【光天使パーミ】デッキ考察

2017年10月15日開催の大会で上位入賞したデッキ↓

第2回ホビステ所沢CS 2位A【光天使パーミ】

 

『STRUCTURE DECK R - 神光の波動 -』で強化された【エンジェルパーミッション】デッキが大会で結果を残しました。

ということでこのデッキで採用されているカードとその動きを考察。

 

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このデッキのキーカード。《輪廻のパーシアス》でのパーミッションから《天空聖騎士アークパーシアス》をリクルートしアークパーシアス③効果からさらに後続のカウンター罠をサーチしていく。アークパーシアスは①効果からパーミッションをトリガーに自己蘇生もでき、カウンター罠⇔アークパーシアスで強い相互シナジーを生めるのが強み。

 

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『EXTREME FORCE』で登場した新規カード。下級モンスターとしては優秀なステータスに非常に強いモンスター効果メタを持つのが特徴。先行1ターン目にこれを出せればモンスター効果の発動を完封できる。こちらにも影響を及ぼす効果ではあるものの、魔法・罠の発動は制限しないためカウンター罠での妨害と共存させることができ、このデッキと食い合わせが良い。
自分フィールドにモンスターがいる場合でも通常召喚でのセットは可能で、次の自ターンに反転召喚することでこのカードの効果を活用することが出来る。

 

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手札からのパーミッションカード。天使族主体のこのデッキなら発動に困らない。《天空聖騎士アークパーシアス》①効果トリガーとして使える点も優秀。

 

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上記の宣告者と相性の良いカード。宣告者のコストでこのカードを捨て、このカードの効果で後続の宣告者をサーチという動きが強力。

 

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汎用性の高いアーティファクトギミック。アーティファクトは天使族であるため宣告者や《天空聖騎士アークパーシアス》①効果のコストとして使えるのもこのデッキと相性が良い。

 

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手札にセプター、スローネの二枚を揃えることで合計3ドロー+相手カード一枚破壊しつつ素材3体のランク4を展開することが出来る。どちらか片方しか手札に無い場合でも宣告者のコストに使えば無駄がない。

【朗報】《見切りの極意》神裁定で汎用罠に化ける

2017年10月14日発売の『EXTREME FORCE』で登場した新カード↓

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二枚目のカードの発動を無効にするカード、、と思いきや、「このカードを発動するタイミングで発動したモンスター効果、または魔法・罠カードと同名のカードが墓地に存在する場合に発動できる」という裁定から手札誘発などは一枚目から《見切りの極意》で無効可能な模様。

他にもリリースして発動する効果や墓地からの自己蘇生効果などもそれ自身が墓地にある状態で発動するため、一枚目から《見切りの極意》で無効にすることができます。

これ、相当汎用性高くないか!?

 

手札誘発を潰せるカードには《神の通告》もありますが、

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《見切りの極意》はコストが必要ない点、また条件さえ満たせば魔法・罠も無効にできる点で勝る。

ただ罠カード故に1ターン目の手札誘発へは干渉できないのが弱点。この性質から手札誘発対策としてだけで《見切りの極意》を採用するのはあまり得策ではないでしょう。

逆に相手のメインギミックが《見切りの極意》の刺さるデッキであれば、非常に範囲の広い無効カードとして活用することが出来る。そういう意味ではサイドデッキ向けのカードと言えそうですね。

 

遊戯王OCG デュエルモンスターズ EXTREME FORCE BOX

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新テーマ【ジャックナイツ】動かし方とか考察とか

2017年10月14日発売の『EXTREME FORCE』で登場した新テーマ【ジャックナイツ】。

“同じ縦列にカードが2枚以上存在する場合、このカードはその縦列の自分フィールドに特殊召喚できる”という特徴的な共通効果を持ち、相手がカードを展開するほどカウンターでジャックナイツを並べることが出来るのが強み。

一度に複数枚のジャックナイツサーチが狙える《蒼穹の機界騎士》、一時除外から場持ちが良く、毎ターンのジャックナイツサーチが出来る《紫宵の機界騎士》でハンドアドを稼ぎながらジャックナイツを複数展開していき、《星痕の機界騎士》に繋げるといった動きが理想。

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ジャックナイツ自体には制圧効果を持つモンスターはいないが、《星遺物へ至る鍵》《星遺物に眠る深層》《星遺物の囁き》 からジャックナイツをサポートしつつ各種相手カードを無効にすることが出来る。

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特に《星遺物に眠る深層》は相手フィールドの効果発動したモンスターと同じ縦列に①効果でジャックナイツを蘇生させることでそのまま②効果で無効化することができ強力。

 

ジャックナイツはレベル6~8と高く、同レベルのジャックナイツを並べることで強力なランク6~8のエクシーズに繋げることができる。自分のEXモンスターゾーンを埋めることでジャックナイツの特殊召喚条件を満たしやすくなるのもポイント。

またジャックナイツは特殊召喚主体のテーマで召喚権が余るため、《ライオウ》《妖精伝姫-カグヤ》などとも共存させやすい。

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【ジャックナイツ】の弱点

特殊召喚の性質上相手がカードを展開しないとこちらのジャックナイツを展開することが難しく、先行1ターン目ではほぼ動けないのが致命的。

またこちらが【ジャックナイツ】とバレた場合、相手は同じ縦列にカードを二枚揃えないようなプレイングをしてくるため、こちらで魔法・罠をセットするなどして縦列のカードを増やさないとジャックナイツの特殊召喚が難しくなる。
この性質から魔法・罠を多数採用しなければならないのも構築上の難点。

またコンボ性が無く、強力な制圧盤面やワンキルなども狙えないため、地味にアドを稼いでいく戦い方を強いられる。

 

このように相手依存という制約がありながら、圧倒的な強みとなるコンボも特にないのが【ジャックナイツ】の弱点。環境で活躍するのは難しそうですが、テーマのコンセプト自体は面白くそこは評価したいポイント。

ソリティアインフレはもういいから、今後はこっちの方向性で遊戯王を進化させていってほしいですね。

 

遊戯王OCG デュエルモンスターズ EXTREME FORCE BOX

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大会で結果を残した【サブテラーノイド】デッキ考察

2017年10月8日開催の大会で上位入賞したデッキ↓

Hatti Grand CS 2017(1日目)ベスト32【インフェルノイド】

 

このデッキの特徴は《サブテラーの導師》《サブテラーの妖魔》《地中界シャンバラ》のサブテラーギミックが出張されていたこと

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これらのカードを採用することで《地中界シャンバラ》一枚からこのようなムーブが出来る↓

《地中界シャンバラ》発動し①効果で《サブテラーの導師》サーチ→導師を裏側守備表示で通常召喚→シャンバラ②効果で導師をリバース→導師①効果で《サブテラーの妖魔》サーチ

万能無効効果を持つ《サブテラーの妖魔》をサーチしつつ発動条件も満たせるのがポイントで、これで相手ターンの妨害はもちろん、【インフェルノイド】のキーカードである《煉獄の虚夢》を安全に通せるようになるのが強み。

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【インフェルノイド】の天敵であり、現在ほぼすべてのデッキに3積みされている《灰流うらら》対策としても《サブテラーの妖魔》は使えます。

《サブテラーの導師》のリバース効果を使いまわせば後続の《サブテラーの妖魔》も握っておけるのもオイシイ。

 

【インフェルノイド】は召喚権に余裕のあるデッキなのでこのギミックと共存して展開することができ、インフェルノイドの弱点である制圧力と妨害への弱さをサブテラーがカバーすることでバランス良く戦えるデッキになっていますね。

《デーモンの呼び声》の登場で【暗黒界】強化キタ!

2017年10月14日発売の『EXTREME FORCE』で登場する新カード↓

《デーモンの呼び声》
永続罠

このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分の墓地のレベル5以上の悪魔族モンスター1体を対象として発動できる。手札から悪魔族モンスター1体を捨て、対象のモンスターを特殊召喚する。

 

コストではなく効果で捨てるため暗黒界のトリガーとして使えるカード。【暗黒界】は悪魔族テーマかつ、汎用性の高いレベル5以上のモンスターを多数持つためこのカードとめちゃくちゃ相性が良い。

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《デーモンの呼び声》からこれらの暗黒界を毎ターン蘇生しつつ、手札の暗黒界の効果発動も狙っていける。

 

また《デーモンの呼び声》は《トリック・デーモン》からサーチすることも可能。

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《暗黒界の門》等で《トリック・デーモン》を墓地に送り《デーモンの呼び声》サーチからさらに暗黒界展開へ、といった動きが理想でしょう。

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また【暗黒界】は墓地から効果を発動するモンスターが主体であるため《スキルドレイン》とも相性が良く、

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環境メタとしてもかなり戦えるテーマだったりします。・・・これはワンチャン!?

 

遊戯王OCG デュエルモンスターズ EXTREME FORCE BOX

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《ゴーストリック・リフォーム》は【ゴーストリック】の新たな汎用強化カード!?

2017年10月14日発売の『EXTREME FORCE』で登場する新カード↓

《ゴーストリック・リフォーム》
通常罠

このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドの「ゴーストリック」フィールド魔法カード1枚を対象として発動できる。そのカードを持ち主の手札に戻す。その後、手札・デッキからフィールド魔法カード1枚を発動できる。
(2):墓地のこのカードを除外し、自分フィールドの「ゴーストリック」Xモンスター1体を対象として発動できる。その自分のモンスターとカード名が異なる「ゴーストリック」Xモンスター1体を、対象のモンスターの上に重ねてX召喚扱いとしてEXデッキから特殊召喚する。

 

【ゴーストリック】の新たな汎用カードで、このカードを絡めることでこんな動きが出来ます↓

《ゴーストリック・デュラハン》X召喚し効果で相手のEXゾーンのモンスターの攻撃力を半減

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→デュラハンに重ねて《ゴーストリックの駄天使》X召喚し②効果で手札の《ゴーストリック・リフォーム》 を自身のX素材にする

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→駄天使①効果でX素材のリフォームを取り除き《ゴーストリック・アウト》サーチ&セット

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→《ゴーストリック・リフォーム》 ②効果で《ゴーストリックの駄天使》に重ねて《ゴーストリック・サキュバス》X召喚

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→サキュバス効果でX素材のデュラハンを取り除き相手のEXゾーンのモンスターを破壊→デュラハン効果でゴーストリックサルベージ

 

《ゴーストリック・デュラハン》を経由することで《ゴーストリック・サキュバス》での破壊範囲を広げ、相手のEXゾーンのモンスターを破壊することでEXモンスターゾーンを封じることが出来る。

他のゴーストリックを展開していれば《ゴーストリック・サキュバス》は攻撃されなくなり、効果除去に対しても《ゴーストリック・アウト》から躱せるため、なかなか強力な制圧布陣になる。

 

他にも《ゴーストリック・リフォーム》を絡めればデュラハン⇒堕天使の動きを2セット行うことができ、一気に四枚のゴーストリック補充も可能。

切り返しからのEXモンスターゾーン封じに、X召喚連鎖からの大量アド獲得、《ゴーストリック・リフォーム》の登場で【ゴーストリック】に新たな個性が生まれましたな。

 

遊戯王OCG デュエルモンスターズ EXTREME FORCE BOX

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