もはやここまでくると爆発しろとも思わない、ボンクラでも楽しめる究極のリア充シェアハウス番組『テラスハウス』のすすめ

最近なにかと話題になっているフジテレビの人気番組テラスハウス

f:id:bonkula-t:20140303005626j:plain

どういう番組かひと言でいうなら一昔前に流行った番組『あいのり』のシェアハウス版であり、そこに住む“ほぼ”素人な男女6人の若者たちの台本無しのリア充な恋愛、リア充な会話、リア充な生活を垂れ流しにするという番組

小生のような非リア充の鏡のようなボンクラ男子にとって、一見この番組はこの世で最も敵視すべきものの一つくらいに思いがちですが、実際に観てみると、、こんなボンクラでも、いや、こんなボンクラだからこそ楽しめる要素がこのテラスハウスにはあるのです。

おれたちの本当に見たいリア充ライフがそこにある

おれたちが嫌いなリア充っていうのは

リア充“的”なもので身を固め、“オレ・アタシは意識高い”アピールが鼻につく思考停止で薄っぺらいなんちゃってリア充（aka 豚共）

であり、そうではない真のリア充はむしろアコガレであり純粋に尊敬もしているわけです。

で、このテラスハウスは

浜辺にあるオシャレなシェアハウスに素人以上芸能人未満くらいのイケてる指数を持つ男女が6人の生活をオシャレな音楽、オシャレなカットバック、おしゃれな編集で見せていく番組。

でとにかく番組構成全編にイケてることにぬかりがない。そこに薄っぺらさが無く、作り手側のリア充な演出への本気度が伺えるわけです。そこに住む住人も完璧すぎずクセもあるけど決っして豚共ではない良い面も悪い面も自然体な人たちばかり。だからこそ小生のような卑屈な非リア充が観ても信頼できる、まさにおれたちが本当に憧れるリア充ライフがそこにあるわけです。

リア充たちの生活を非モテ視点からツッコみまくる山里亮太の存在

スタジオで閲覧している芸能人の中で唯一非モテ代表としての立ち位置の山里亮太。この山ちゃんの存在がイイ！番組内の“リア充的なるモノの欺瞞”を見つけてはねちねちと突っ込み、非リア充の代弁者としての立ち位置を存分に発揮しています。

そんな山ちゃんのモテない男なりの正論が小生をはじめとした非リア充側の視聴者には痛快で、モテないクソメン、クソガールも置いていかない番組構成になっています。

自分の住んでいる世界とは違う次元で起きているおとぎ話なのだという視点で楽しむ

テラスハウスを実際に自分の日常と照らし合わせて「あるある！」なんていう視点で楽しめるのは真のリア充視聴者だけに許された特権で、そうでない生活、むしろブラウン管に映し出される華やかな生活とは間逆なモノクロ生活を送っている我々は、自分の日常生活と照らし合わせるのではなく、少女漫画を読むようなフィクション世界のおとぎ話としてこの番組を捉えることが正しい視聴の仕方。もはやこれは僕・私の住んでいる世界とは別次元のお話なんだと割り切ることでボンクラでもてらいなくこのテラスハウスに感情移入ができるわけです。

そういう意味では楽しみ方こそ違えど、テラスハウスは真のリア充とボンクラにこそ向けられた番組なのであり、それ以外の中途半端な豚共ほど観たがらない真に優れたフジテレビの優良コンテンツなのではないでしょうか。