遊戯王らぼ

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今のAKB48に見る“末期のジャンプ漫画感”

2月24日にAKBグループ全てを巻き込んだ大組閣祭りがありました。これにより、SKEやNMBなどの支店グループの主力メンバーがAKBのチームに兼任したり、逆にAKBのメンバーが支店へ移動したりと言ってしまえばAKB関連の新たな話題作りと人気調整のための人事異動といった大人の事情臭しかしないイベントでした。

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 当然これまで切磋琢磨し励ましあいながらチームメイトとして活動してきた仲間が大人の事情によってバラバラになってしまうことに当の本人たちも納得できるはずもなく、メンバーからしたら涙涙、いや、阿鼻叫喚の大組閣になったわけです。とはいえ、そこすらもはやエンターテイメントとして提供するAKB運営。ただ、観ている側からしたらもはや何をされても出来の悪いプロレスを見せられているようで、はっきり言ってほとんどもう味なんてしないです。

そんなここ最近のAKB関連の出来事のあらゆる意味での“中身を伴わない絵図らだけのインフレ感”を見ていると完全にそれがワンピースやナルト、ブリーチといった人気とともに引き伸ばされてきたジャンプ漫画の“今”と重なるのです。

ONE PIECE 72 (ジャンプコミックス)

ONE PIECE 72 (ジャンプコミックス)

 

 ある敵を倒し、新たな敵が出てきたら当然前より派手に強くなり、主人公たちは以前よりも強い技を努力と友情で編み出してその敵を倒す。すると新たな敵が出てきて・・・(以下略
のようにインフレせざるを得ないバトル漫画もそれを何十巻も続けられると読んでいるほうはもう食傷気味になってくるし、当然その派手さに中身も伴わなくなってくる。だからといってインフレを止めることなど当然できないし、大人の事情もあって打ち切ることもできない。。

 

まさに今のAKBの現状とまったく同じな気がします。あまりにも大きくなり、あらゆる大人の事情が絡み合いすぎてしまったAKBは今の限界まで膨れ上がり完全に終わりが見え始めているAKBバブルを少しでも長く、膨張させ続けなければならない。そのためには前よりも派手な話題とそれによって“傷つき成長する少女たち”を見せ続けなければならない。
特に舞台上のキラキラした姿だけでなく、舞台裏の追い込まれた少女の極限を見て楽しむといういわゆる見世物ショー的な側面こそが人気の大きな要因でもあるAKBにとって、このインフレはどこまで少女たちへの残酷ショーを見せ続けられるのかといった危険な香りすら漂い始めています。

AKBはこれからどうなるのか?ルフィがワンピースを見つけて海賊王になるのとAKBが解体されるのはどちらが先なのか?それはまだ……混沌の中。それが……ドロヘドロ

 

ドロヘドロ 2 (BIC COMICS IKKI)

ドロヘドロ 2 (BIC COMICS IKKI)

 

 

 ストーリーだけを聞いた印象と実際に読んだときのギャップが激しい漫画、ドロヘドロ