大会優勝した【閃刀姫】に見るサイドデッキ《白の咆哮》採用の有用性
2018年5月20日開催の大会で優勝したデッキ↓
WCS2018 店舗代表決定戦(2018/5/20)1位【閃刀姫】
このデッキの特徴はサイドデッキに《白の咆哮》が3積みされていたこと。
《閃刀姫-シズク》が出ていれば発動条件を満たすことができ、閃刀姫を盤面に維持しやすいこのデッキなら安定してその効果を活かすことができる。
このカードが特に機能するのが【閃刀姫】ミラー戦。1ターンに魔法カードを多用する【閃刀姫】に対して《白の咆哮》が非常に刺さり、後続の魔法の効果も潰せることで相手の動きを実質1ターン止めることができる。
《白の咆哮》は相手の墓地に1枚以上魔法カードがないと発動できず、基本的には相手がデュエルで最初に使用した魔法カードは無効にできないという弱点があるのだが、【閃刀姫】は初動は《閃刀起動-エンゲージ》やドローソースから動くため、その後に使ってきた魔法を《白の咆哮》で潰せば相手の1ターン目の展開に対しても対処可能。
あと墓地の魔法の除外効果も閃刀姫リンクのステータス勝負で有利を取りやすくなるため、【閃刀姫】ミラーでは地味に重要なポイント。
他にも1度のコンボで魔法カードを二枚以上使用するようなデッキに対しても《白の咆哮》は有効ですね。後続の魔法も潰せる分、もう一枚の魔法から再びコンボ始動といった動きも許さないのがこのカードの優秀なところです。
後は墓地の《召喚魔術》《錬装融合》を除外する手段として【召喚獣】【メタルフォーゼ】メタとしても使えそうです。
このように環境メタとして有効なカードでありながら【閃刀姫】なら魔法無効カードとして安定運用することができるため、メインデッキから《白の咆哮》を採用する構築もアリかもしれませんね。