新パック『クロスオーバー・ソウルズ』で強化されたテーマと環境の変化考察
2月14日発売の「クロスオーバー・ソウルズ」全カードリストが判明しましたね↓
『クロスオーバー・ソウルズ』画像つき全カードリスト - ボンクラの哲学
この記事ではそんな新カードの中から主に環境に影響を与えそうなカードと強化されたテーマについて触れていきます。
現状のトップメタで強化されたカード
【影霊衣】↓
《剣聖の影霊衣-セフィラセイバー》 |
星4 水属性 魔法使い族/ペンデュラム ATK/1500 DEF/800 |
【P効果 青1/赤1】 ①:自分は「影霊衣」モンスター及び「セフィラ」モンスターしかP召喚できない。この効果は無効化されない。 |
「剣聖の影霊衣-セフィラセイバー」のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。①:自分の手札・フィールドのこのカードをリリースして発動できる。レベルの合計が儀式召喚するモンスターと同じになるように、自分の手札・フィールドのモンスターをリリースし、手札から「影霊衣」儀式モンスター1体を儀式召喚する。 |
儀式魔法ではない儀式召喚というのがポイントで、《魔封じの芳香》や《No.16 色の支配者ショック・ルーラー》等のこれまで【影霊衣】の大きな弱点だった“魔法封じ”に対する解答となるカード。
【シャドール】↓
《エルシャドール・アノマリリス》 |
星9 水属性 悪魔族/融合 ATK/2700 DEF/1600 |
「シャドール」モンスター+水属性モンスター このカードは融合召喚でのみエクストラデッキから特殊召喚できる。 ①:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、お互いに魔法・罠カードの効果で手札・墓地からモンスターを特殊召喚できない。 ②:このカードが墓地へ送られた場合、自分の墓地の「シャドール」魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードを手札に加える。 |
ついにキタ!水属性エルシャドール!
しかもその効果は完璧な影霊衣メタで対【影霊衣】の性能が大幅に強化されたといえる。また、これで全属性のエルシャドールが揃ったため、メインデッキから《超融合》が採用できるようになったというのもかなりの強化ポイント。
【クリフォート】↓
《一回休み 》 |
永続罠 |
特殊召喚されたモンスターが自分フィールドに存在しない場合にこのカードを発動できる。 ①:このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、特殊召喚されたモンスターは、そのターン終了時まで効果が無効化される。 ②:効果モンスターが攻撃表示で特殊召喚された場合にこの効果を発動する。そのモンスターを守備表示にする。 |
デッキの性質上クリフォート側はほとんど影響を受けずに特殊召喚メタを張れる永続罠。《スキルドレイン》と合わせて採用することでより凶悪なメタビートデッキとして機能しそう。
トップメタ三強は明確な強化といえそうなカードはいずれも一枚ずつのみで、その強化のされ具合も大会等での使用率からいいバランスで調整されたように思えます。
幅広いデッキで採用されそうな汎用カード
《幽鬼うさぎ》 |
星3 光属性 サイキック族・チューナー ATK/0 DEF/1800 |
「幽鬼うさぎ」の効果は1ターンに1度しか使用できない。 ①:フィールドのモンスターの効果が発動した時、またはフィールドの既に表側表示で存在している魔法・罠カードの効果が発動した時、自分の手札・フィールドのこのカードを墓地へ送って発動できる。フィールドのそのカードを破壊する。 |
《幽鬼うさぎ》がヴェーラー超えの使いやすさでシングル高騰不可避な件 - ボンクラの哲学
《ギャラクシー・サイクロン》 |
通常魔法 |
「ギャラクシー・サイクロン」の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。 ①:フィールドにセットされた魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。 ②:自分メインフェイズに墓地のこのカードを除外し、フィールドの表側表示の魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。 |
《ギャラクシー・サイクロン》ついにサイクロン超えの汎用魔法・罠除去カードの登場か? - ボンクラの哲学
この二枚が環境でどの程度採用されていくかは非常に気になります。とりあえず《幽鬼うさぎ》はやべぇ。。
強化されたテーマ
新テーマとして一番プッシュされていた「セフィラ」はこのパックのカード群だけでは正直環境入りは難しそう。
前のパックから登場したテーマだと「インフェルノイド」は優秀なサポートカードが登場したことで構築で使えそうなパーツがだいぶ増えました↓
《煉獄の消華》 |
永続魔法 |
「煉獄の消華」の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:手札を1枚捨ててこの効果を発動できる。デッキから「煉獄の消華」以外の「煉獄」魔法・罠カード1枚を手札に加える。このターン、自分は「インフェルノイド」モンスター以外のモンスターを召喚・特殊召喚できない。②:自分の「インフェルノイド」モンスターが相手モンスターと戦闘を行ったダメージ計算後に、魔法&罠ゾーンの表側表示のこのカードを墓地へ送って発動できる。その戦闘を行ったお互いのモンスターを除外する。 |
《遡洸する煉獄》 |
永続罠 |
「遡洸する煉獄」の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。 ①:相手スタンバイフェイズ毎に、自分の墓地の「インフェルノイド」モンスター1体を対象としてこの効果を発動できる。そのモンスターを手札に加える。 ②:自分スタンバイフェイズ毎に、除外されている自分の「インフェルノイド」モンスター1体を対象としてこの効果を発動できる。そのモンスターを墓地に戻す。 ③:自分フィールドに「インフェルノイド」モンスター以外のモンスターが存在する場合にこのカードは墓地へ送られる。 |
しかしそれ以上に激アツなテーマがまさかの「帝」!
《真帝王領域》 |
フィールド魔法 |
①:自分のエクストラデッキにカードが存在せず、自分フィールドにのみアドバンス召喚したモンスターが存在する場合、相手はエクストラデッキからモンスターを特殊召喚できない。 ②:自分のアドバンス召喚したモンスターの攻撃力は相手モンスターに攻撃するダメージ計算時のみ800アップする。 ③:1ターンに1度、自分メインフェイズにこの効果を発動できる。自分の手札の攻撃力2800/守備力1000モンスター1体を選び、そのモンスターレベルをターン終了時まで2つ下げる。 |
これまで地味に強化されつづけてきたテーマですが、今回の新規はガチでいいのが揃ってます。↑のカードに加え帝のアドバンス召喚をサポートする5種の下級特殊召喚モンスターも登場して、これはもう完全にガチテーマ化、というかマジで帝デッキの環境入りあるんじゃないかと思えるほど。
『クロスオーバー・ソウルズ』で大幅強化された真・帝デッキ考察 - ボンクラの哲学
あと「サイバー・ドラゴン」ですごい新カードがでたりして↓
《サイバー・ドラゴン・インフィニティ》 |
星6 光属性 機械族/エクシーズ ATK/2100 DEF/1600 |
機械族・光属性レベル6モンスター×3 「サイバー・ドラゴン・インフィニティ」は1ターンに1度、自分フィールドの「サイバー・ドラゴン・ノヴァ」の上に重ねてX召喚する事もできる。 ①:このカードの攻撃力は、このカードのX素材の数×200アップする。 ②:1ターンに1度、フィールドの表側攻撃表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターをこのカードの下に重ねてX素材とする。 ③:1ターンに1度、カードの効果が発動した時、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。その発動を無効にし破壊する。 |
ここに来て帝とサイバードラゴンを超強化しちゃうあたり、KONAMIさん分かってらっしゃるゥ!
『クロスオーバー・ソウルズ』からの新環境
まず現状のトップメタが大きく入れ替わることはなさそう。「帝」と「インフェルノイド」は環境入りしてきそうだけどどの程度結果を残してくるかは未知数ですな。
個人的に一番トップメタ環境に食い込んできそうだと予想しているのが【テラナイト】。
《星守の騎士 プトレマイオス》 |
星4 光属性 戦士族・エクシーズ ATK/550 DEF/2600 |
レベル4モンスター×2体以上 ①:このカードのX素材を3つまたは7つ取り除いて発動できる。 ●3つ:「No.」モンスター以外の、このカードよりランクが1つ高いXモンスター1体を、自分フィールドのこのカードの上に重ねてX召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。この効果は相手ターンでも発動できる。 ●7つ:次の相手ターンをスキップする。 ②:お互いのエンドフェイズ毎に発動できる。自分のエクストラデッキの「ステラナイト」カード1枚を選び、このカードの下に重ねてX素材とする。 |
↑のカードが登場したことによりランク4エクシーズを扱えるデッキはすべて強力なシャドールメタ能力を持つ《星輝士 セイクリッド・ダイヤ》を扱えるようになったため、
これまで環境最大の天敵であった【シャドール】と五分近い勝負ができるように。
【テラナイト】はこれらのカードとサポートカードを共有でき、デッキの性質から環境トップメタすべてに刺さる《魔封じの芳香》
も採用可能、さらにランク4主体のデッキの中でも単純なカードパワーも高い。
個人的には今の三強環境から五強+αくらいになれば面白いな~なんて期待してます。
遊戯王アーク・ファイブ OCG クロスオーバー・ソウルズ(仮) BOX
- 出版社/メーカー: コナミ
- 発売日: 2015/02/14
- メディア: おもちゃ&ホビー
- この商品を含むブログ (2件) を見る